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中国:清王朝の愛新覚羅家、墓を巡るトラブル発生

2013年10月2日(水) 02時20分(タイ時間)
【中国】中国を統一して清朝を建国した家系として知られる愛新覚羅家が先祖代々の墓を巡って、地元住民を相手取って訴訟を起こした。

 北京市朝陽区の東ハ郷三タ河村353号にある愛新覚羅(あいしんかぐら)家の墓付近に、地元住民が出稼ぎ労働者向けの賃貸住宅100室を建設したことがトラブルの発端という。

 愛新覚羅家は、墓所在地の土地使用権は自分達にあると主張。住民を相手取り、違法に建設された建物の撤去を求める訴訟を起こした。原告は太祖ヌルハチから数えて13代目に当たる書道家・愛新覚羅恒炎さん(66歳、女性)を含む4人。

 一方、訴えられた住民の陳全林さんは、そもそも墓所在地は同村委員会が1998年に貧困支援の目的で自分に委託し、住宅建設許可を与えたものであると主張。また、その際に愛新覚羅家と墓地管理の受託契約を交わした。ところが2009年以降、愛新覚羅家が自分に謝礼をくれなくなったため、生活のために止むを得ず賃貸住宅を建てるしかなくなったと説明している。

 裁判の行方が気になるところだが、朝陽区法院(裁判所)は9月30日、原告側の訴えを退ける1審判決を下した。墓碑は残っているものの、墓自体は1999年に別の場所に移設されていると指摘。1997年に交付された「出棺・埋葬管理条例」を提示し、すでに個人が墓を建立したり、宗族の墓を復活させたりすることは禁止されているとして、愛新覚羅家の主張する土地使用権は認められないと断じた。

 この判決を不服として、恒炎さんら愛新覚羅家は控訴する構えだ。
《亜州IR株式会社》


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