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中国:「大型連休は逆に疲れる」、休日調整に疑問の声も

2013年10月9日(水) 02時27分(タイ時間)
【中国】中国でここ数年、大型連休のあり方に疑問の声が出始めている。

 連休前後の土日のいずれかを代替出勤日として調整し、祝祭日が絡む大型連休をつくり上げているからだ。このため連休の前後に休みが減り、連続出勤という過酷な状況を強いられることがある。9月は中秋節と国慶節(建国記念日)が続くため、サラリー族からは「大型連休は逆に疲れる要素になっている」と嘆く声も多い。中国新聞網が7日付で伝えた。

 9月19日の中秋節では、20日の金曜日を休みにして3連休にするため、22日の日曜日を出勤に変更。続く10月1日の国慶節は、本来1~3日の3日間が休みだが、9月29日(日曜日)と10月12日(土曜日)を出勤とすることで、1~7日の7連休とした。2つの連休前後の3週間は週末の休みがいずれも1日のみとなっている。

 大型連休を生み出すための“休日の移動”を受け、「史上最悪で無秩序な休暇」「人類が極限に挑戦する休日」「休暇が終わって仕事に戻れば、忙しさに明け暮れる」など、サラリーマンらは困惑気味だ。北京大学・社会学部の夏学鑾教授は「国は、休日を動かして連休とすることで経済の活性化につなげたいほか、多くの人たちが休暇を利用して旅行できるよう考慮している」と指摘。ただ一方で、一部の人たちの需要だけでなく、異なる意見に配慮すべきとの見解を示している。

 中国閑暇経済研究中心の魏翔主任は、他国を見てもほとんどが休日を動かさないか、または若干動かすのみにとどまっていると解説。「日本も以前は休日を連休前後に動かし、大型連休とすることが多かったが、その後の研究で、マクロ経済の活性化を狙った連休の創出は人体や交通状態に大きなマイナス影響を与えることが分かっている」と述べた。
《亜州IR株式会社》


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