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不敬罪で服役のタクシン派男性、国王恩赦で出獄

2013年10月10日(木) 02時04分(タイ時間)
【タイ】不敬罪で投獄されていた元タイ共産党員でタクシン元首相派団体「デーンサヤーム(レッドサイアム)」幹部のタイ人男性、スラチャイさん(70)が4日午後、恩赦で出獄した。

 スラチャイさんは2010年にバンコクやタイ北部チェンマイなどで開かれたタクシン派の集会でタイ王室を批判する演説を行ったとして、2011年2月に逮捕され、保釈を認められないまま、2012年2月に禁錮7年6カ月の実刑判決を受けた。スラチャイさんは控訴せず、プミポン国王に恩赦を嘆願し、認められた。

 一方、インターネットの掲示板に国王を侮辱する言葉を書き込んだとして、タイ人女性が不敬罪などに問われた裁判で、二審のタイ控訴裁判所は2日、一審の無罪判決を覆し、禁錮5年の実刑判決を言い渡した。一審では女性が書き込んだ確証がないとして無罪となっていた。

 不敬罪はタイ国王夫妻と王位継承者への批判を禁じたもので、違反した場合、1件につき最長15年の懲役が科される。人権保護団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW、本部ニューヨーク)によると、1990年から2005年にかけ、不敬罪の裁判は年4、5件程度だったが、反王室のイメージがあるタクシン派と特権階級を中心とする反タクシン派の抗争が激化した2006年以降は累計で400件以上に上る。タイでは殺人容疑でも保釈されるケースがあるが、不敬罪の容疑者は、有力者、著名人、反タクシン派でない限り、保釈がほとんど認められない。
《newsclip》


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