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中国の建築物は“短命”、30年未満で取り壊し多く

2013年10月15日(火) 19時06分(タイ時間)
【中国】中国で建造から30年未満の建築物が相次いで取り壊されていることが、物議をかもしている。

 計画性なく建てられた建築物や、質が粗悪な建築物も、将来的には取り壊しの対象になるとされ、資源を浪費しているとの声も多い。中金在線が11日付で伝えた。

 雲南省の昆明市では今年9月、1985年建造の高層ビル「昆明市老工人文化宮」が取り壊された。8億人民元を投じた遼寧省瀋陽市の体育館「緑島体育中心」も建造からわずか9年で解体されている。海南省海口市の高層ビル「千年塔」は建設から10年、浙江省杭州市の「浙江大学湖浜校区3号楼」は13年で壊されている。

 中国では年間20万平米分の建築物を建造しており、世界でも年間建造面積の最も多い国として知られる。セメントや鉄筋で世界全体の4割を消費しているものの、建造された建物の“寿命”はわずか25~30年にとどまるのが現状だ。他方、海外建築物の平均寿命はイギリスで132年、フランスで85年、米国で80年とされる。

 中国社会科学院年発展・環境研究センターの潘家華主任らは、「政府は土地使用権の売却で収入を得ている。域内総生産(GDP)成長率を引き上げるために建築物の取り壊しと、建造を繰り返している」と指摘。「この背景には、新たな市長が誕生すれば、新たな方針が生まれる例が多いことがある」と解説した。
《亜州IR株式会社》

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