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「中国の不動産バブル深刻」ノーベル賞のシラー教授が09年に警告

2013年10月16日(水) 19時02分(タイ時間)
【中国】今年のノーベル経済学賞の受賞が決まった米エール大学のロバート・シラー教授が2009年の時点で、「中国の不動産バブルは深刻だ」と警告していた――と広州日報が16日付で伝えた。

 シラー氏は09年に広東省深センで開催されたフォーラムに出席。住宅価格と一般家庭の年収との比率を表した『住宅価格年間所得比』に言及し、「深センや上海などの大都市で36倍に達していることは懸念材料だ」と指摘し、不動産市場の過熱感に憂慮を示した。同年末にも、「中国の不動産は絶対に買わない。北京では不動産を除くその他分野ならいずれも投資可能だ」と発言していたとされる。

 さらに11年の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で「中国の不動産にはバブルが存在する」と直言。「足元の中国の不動産バブルは深刻だ。米国と同じようにバブルがはじければ、中国経済は打撃を蒙るだろう」と述べた。だが、シラー氏が中国の不動産バブルを警告し始めた09年からの4年間で、中国の住宅平均価格は少なくとも3割超上昇した。

 一方、中国専門家の一部は、「中国の不動産市場全体にはバブルは存在しない。一部の都市は住民の所得水準が低めに見積もられているために、住宅価格年間所得比が実際を上回る水準に算出されている」と指摘する。

 北京大学・不動産金融研究センターの馮科主任は、「シラー教授は中国の状況を完全に理解しているわけではないと感じる。彼の中国に対する判断は正確とはいえない」と評論。中国都市の発展状況は地域によって非常に大きな差がある。このため局地的なバブルはあっても、全体的なバブルは存在しない。一線都市(大都市)や三線都市ではバブル感が比較的目立つが、二線都市の不動産市場は依然として健全な状態にある」と解説した。
《亜州IR株式会社》

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