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賃貸工場 TICON INDUSTRIAL CONNECTION PUBLIC COMPANY LIMITED

2013年10月24日(木) 12時59分(タイ時間)
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賃貸工場 TICON INDUSTRIAL CONNECTION PUBLIC COMPANY LIMITED
南回廊により、変わりつつある産業分布とタイコン賃貸工場の新規進出工業団地の画像
南回廊により、変わりつつある産業分布とタイコン賃貸工場の新規進出工業団地
500平米と1200平米の賃貸工場(イメージ図)の画像
500平米と1200平米の賃貸工場(イメージ図)
堀江 茂行 氏 (Japanese Division Manager)

 大メコン経済圏(GMS)を取りまとめる2015年のASEAN経済共同体(AEC)の発足、東西・南北経済回廊の発達、そしてタイ投資委員会(BOI)の新たな投資恩典計画、また企業側で抱えている タイ全国一律最低賃金300バーツ/日、労働者不足、事業継続計画(BCP)の課題。日本からの新規進出にせよ既存事業の拡張にせよ、タイの投資を取り巻く産業の変化を読み解いて的確に拠点を確保することは、決して容易ではない。GMS各国の特色を理解し、今後付与されるであろうBOIの諸条件を加えると、タイは東西南北の周辺国をつなぐ中心的な役割を担っていくであろう。既存の工業団地の分布から、これからの拠点確保はやはり、カンボジアに抜けるバンコク首都圏からタイ東部を走る南部回廊が早く、そして長期的には この南部回廊の延長になるバンコク首都圏からミャンマーへとつながるタイ西部だろう。弊社タイコンはこの南部回廊に注目し、現在カビンブリ工業団地、ロジャナ工業団地プラチンブリ、そしてバンコク近郊のアジア工業団地スワンナプームにレンタル工場を準備している。

周辺国との物流網の充実

 製造業の発展には物流網の充実が伴う。2015年予定のAEC発足に向けて、タイではGMS経済回廊の整備が続けられているが、特
にそのスピードを感じるのが、バンコク首都圏からカンボジア国境にかけての東部一帯だ。既存工場はリスク分散で第二工場、第三工場へと事業展開し、熟練のタイ人管理職による地方のスタッフ教育が可能になった。これにより工場間の資材の行き来が頻繁になっている。

 道路は バンコク―カンボジア(ポイペト・プノンペン)、そしてベトナム・ホーチミンシティにつながる経済回廊として拡張を続けている。タイ国内では南部回廊が、東部プラチンブリ県カビンブリ郡からカンボジアへと伸びている。弊社の子会社でレンタル倉庫を展開する「タイコン・ロジスティックス・パーク(Tパーク)」も新たに、プラチンブリエリアやバンパコンエリアに土地を確保した。特に国道304号から314号に入り、国道34号バンナトラッドとの交差ポイントは、興味ある地点として大きな土地を確保している。

 バンコクの西を見れば、最近タイ政府が日系企業に対しても積極的に投資を勧める、ミャンマー・ダウェーだ。西部カンチャナブリ県から真西に伸びる道路の整備が進められ、国境を越えてミャンマーにつながる。ASEAN全体で見た場合、ベトナムからミャンマーへの物流網はこれまでのシンガポールを迂回する海路から、タイ国内を貫く「南部回廊、東西回廊」に取って代わるであろう。ベトナムから東へは日本に続き、ミャンマーから西へはインドに続く。

 東西回廊は、東北部コンケン県を通るルートであり、東はムクダハン県を越えてラオス・サワンナケート、そしてベトナム・ダナン。西はターク県から国境を越えてミャンマー・ミャワディーだ。この東西回廊を成す国道12号は、県都コンケン市で南北を走る国道2号と交わる。南下すればバンコク、北上すれば国境を越えてラオス・ビエンチャン。コンケン県の発展は最低賃金が上昇したことから目覚ましく、昨今は消費の伸びも急だ。Tパークは、新たにコンケン市にも倉庫団地の拠点を確保した。

 明快なゾーン分けが好評な現在のBOI投資恩典も、2015年をめどに高付加価値産業の奨励、新産業クラスター形成などへの恩典付与にシフトされる計画だ。反対や実現性を疑う意見が多く聞かれるが、AECという地域で見れば、タイのビジネス競争力強化のため海外投資を視野にいれている。

土地購入か否かによって変わる拠点確保

 このような環境や諸条件を踏まえると、今後も投資先に選ばれるのはやはり、中部から東部にかけての工業地帯だろう。東部臨海工業地帯(イースタンシーボード)の中心を成すチョンブリ県やラヨン県は過密化が進み、土地も労働力も確保しづらい状況が続いているが、チョンブリ県の上に位置するプラチンブリ県はまだまだ余裕があり、多くの日系企業が注目している。弊社もカビンブリ工業団地とロジャナ工業団地プラチンブリに土地を確保。Tパークもロジャナ工業団地に新設する。

 アユタヤ県を中心とする中部工業地帯は、一昨年の洪水騒ぎで多くの工場が操業を一時停止し、拠点をタイ東部にシフトさせたが、工場の復旧・復興も進んで元に戻りはじめている。産業規模が回復し、洪水発生以前のそれを上回るのは、数年以内だろう。賃貸工場も手ごろなサイズで用意している。

 工場進出地の選定に当たっては、将来的に土地を購入するか否かを一つの基準とするべく、ご案内している。将来的に土地を購入して地元に根付いた事業展開を計画されるのであれば、プラチンブリ県などの地価が低い地域をお勧めしている。賃貸で慎重な事業を続けるのであれば、バンコク首都圏、中部、東部といった既存の工業地帯が有利だ。
 新規進出か事業拡張か、という分け方もある。新規進出の場合、いきなり地方での操業は難しいかも知れない。一方、タイでビジネス経験を積まれた企業なら、初期投資と運営コストを抑えられる地方は魅力的だ。バンコク首都圏では新たに、スワンナプーム空港近くに「アジア工業団地スワンナプーム」が開設された。弊社も中小企業の規模に合わせた、550平米の長屋式の賃貸工場を用意している。

解消されるであろう労働力不足

 タイは全国的に労働力が不足しているといわれ、特にレムチャバン港近郊ではその傾向が著しく、当地の日系企業も苦労されているようだ。また今年からの最低賃金の全国均一で、これまでになかった労働力の動きが見えてきた。より高い賃金を求めて他県に出稼ぎに出る必要がなくなり、それぞれの故郷に戻る魅力も出始めている。このような状況を見据えて、製造業は自動化をサポートする企業を求めている。つまり、技術力のある少量多品種対応可能な中小企業が進出するタイミングが訪れている。

 長い目で見れば、未だ質素な生活を続けている家庭も子供達には必要な教育を受けさせ、その子供達が次世代の社会人として会社勤めを果たし、安定した収入を得るようになっていく。おそらく現在の職業別労働者数の割り合いが変わり、今の子供達が将来、製造業の人材不足を解消してくれるだろう。

 日本では現在、自治体や地方公共団体が率先して、中小企業の海外進出を支援し、説明会や展示会を開催している。今回、いくつかの自治体に行き、それぞれの場でタイの賃貸工場事情を説明させていただいた。多くの企業が海外進出を必要不可欠としているが、その受け入れ先の有力候補がタイであることを改めて実感した次第だ。

TICON INDUSTRIAL CONNECTION PUBLIC COMPANY LIMITED
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