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中国:韓国産に対抗、高麗人参「長白山」をブランド化へ=吉林省

2013年10月25日(金) 01時41分(タイ時間)
【中国】健康食品として人気が高い高麗人参の生産大国である中国は、同産業における“うま味”を長年にわたって韓国に奪われている。

 こうした状況を打破しようと、吉林省政府はこのほど、高麗人参の有名産地である「長白山」の高麗人参をブランド化し、内外市場を開拓する産業振興策を打ち出したという。毎日経済新聞が23日付で伝えた。

 吉林省当局によると、同省の高麗人参輸出量は韓国全体の20倍を上回る規模にある。その半面、輸出額は韓国の20分の1に過ぎない。韓国は中国から高麗人参を買い付け、その加工品を買付コストの10倍~数十倍の価格で欧米や東南アジア、さらには中国に向けて販売し、高額な利益を得ている。

 韓国の高麗人参ナンバー1ブランドである「正官庄」の1社だけでも、2010年の売上高は120億人民元に達した。一方、中国には高麗人参商品を販売する企業が5000社を超えるが、得られた利益は非常に限定されたという。

 韓国の高麗人参商品は原料の30%を長白山人参に頼っている。吉林省・集安市清河鎮の高麗人参業界団体の会長は、「中国産高麗人参の品質は韓国産を下回っていることはない。だが産業チェーンが整っていないため、価格は韓国産の比にならないほど安い」と現状を吐露する。また業界関係者の間からは、中国で高麗人参が食品として扱われていないことが産業発展のボトルネックになっているとの声が多い。韓国では高麗人参の3分の2が食品として消費されているためだ。

 こうしたなか、中国衛生部(現在は国家衛生計画生育委員会)は2012年9月4日、人工栽培された高麗人参を「新資源食品」に組み入れると発表した。これによって高麗人参産業への参入ハードルは引き下げられている。だが、付加価値加工を行う企業の数はなお非常に少ないのが現状だ。
《亜州IR株式会社》


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