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中国:「連続爆破」は氷山の一角、年20万件のペースで騒乱起こる

2013年11月7日(木) 19時54分(タイ時間)
【中国】北京市の天安門前で起こった車両突入事件からわずか10日足らずの間に、今度は山西省太原市で連続爆発事件が発生した。中国社会に衝撃を起こしたこの2つの事件は、「氷山の一角に過ぎない」との見方がある。

 06年に全国各地で起こった騒乱事件は、中国当局が公表したものだけで8万7000件に上った。中国当局は同年以降、同様のデータを一切明かしていない。だが、中央警察大学公共安全科の董立文・准教授によれば、年間20万件を超える騒乱事件が全国各地で発生していると指摘する。この背景には、一向に改善されない貧富の格差や汚職・腐敗、社会的不公正に対する不満があるという。

 董立准教授は「こうした社会不安を解消するため、先の胡・温政権では、調和の取れた社会を目指す『和諧社会』というスローガンが打ち出された。だがこの取り組みは成功しているとは言いがたい」と指摘。習・李政権下でこうした問題がさらに深刻化していると警告した。

 山西省太原市の事件は6日午前7時40分ごろ(現地時間)に発生。同省共産党委員会の庁舎前で複数の爆発が起きた。これまでに1人の死亡、8人の重軽傷者(うち1人が重傷)が確認されている。

 施設周辺に仕掛けられた小型爆破装置が連続で爆発。市民の目撃情報によれば、立て続けに爆音が7回響いたとされる。爆発物は手製とみられ、周辺には釘やベアリング球などが散乱した。植え込みや停車中のワゴン車両が爆発したとの情報もある。公安当局が現場周辺の道路を封鎖。テロの疑いも視野に入れて、厳戒態勢で当局が捜査に着手した。7日までに警察当局は監視カメラを分析し、爆破装置を設置したと見られる不審人物を特定した。この不審者は黒い乗用車に乗って逃走。警察が行方を追っている。

 先月28日には、ウイグル族と見られる男女3人が乗った四輪駆動車が北京市・天安門広場前に突っ込み、炎上。北京市では11月9日に共産党中央委員会・第3回全体会議(三中全会)が開幕する。全国的に警備体制が強化されるなかで連続して起こった事件だけに、緊張が高まっている。
《亜州IR株式会社》

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