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タイ・カンボジア国境紛争 国際司法裁が11日に判決

2013年11月11日(月) 11時52分(タイ時間)
【タイ】タイとカンボジアの国境紛争地域の領有権に関する国際司法裁判所(オランダ・ハーグ)の判決が11日に下る。

 タイではタクシン元首相らへの恩赦をめぐり、バンコクで反政府デモが頻発しており、国際司法裁がタイに不利な判決を下した場合、反政府デモが拡大すると恐れがあるとして、政府は警戒を強めている。

 バンコクでは同日午前10時50分ごろ(タイ時間)、タイ国防省前に市民約1500人が集まり、タイ側に不利な判決が出た場合、判決を受け入れないよう求める文書をタイ国防省に提出した。

 両国が争っているのはクメール王国が9―11世紀に建立したとされる山上遺跡プレアビヒアの周辺地域。プレアビヒア本体は1962年に国際司法裁がカンボジア領とする判決を下したが、周辺地域の領有権については判断を示さず、紛争の火種が残った。

 プレアビヒアは2008年、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録された。これを機に、プレアビヒアの世界遺産共同登録・管理を主張していたタイが周辺地域で頻繁にカンボジアと武力衝突を起こすようになった。2011年には砲撃・銃撃戦で双方の兵士、住民ら30人近くが死亡、100人以上が負傷し、周辺地域の住民10万人以上が一時避難した。紛争激化を受け、カンボジアは同年4月、国際司法裁にプレアビヒア周辺の国境未画定地域の領有権に関する判断を求めた。

 タイでは同年7月に行われた総選挙で、カンボジアのフン・セン首相と個人的に親しいタクシン元タイ首相の政党が政権に復帰。タクシン氏の妹のインラク氏が首相に就任し、両国関係は急速に雪解けに向かった。
《newsclip》

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