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中国:北京露店で“外国人価格”横行、中国人向けの4~5倍も

2013年11月15日(金) 17時53分(タイ時間)
【中国】北京「万里の長城」のチケット売り場付近に構える煎餅(中国風クレープ)店でこのほど、価格を巡り外国人観光客を伴った客グループが店主と口論となった。「外国人向けに特別価格を設定しているのは不公平だ」と訴えている。

 警察が仲介に入ってようやく騒ぎは収まったものの、双方ともに「到底、納得がいかない」と主張している。京華時報が15日付で伝えた。

 この店は、外国人向けに英語の価格表を用意。屋台上方の目の届かない場所に貼っていた。価格はチョコレートバナナ味で65人民元(約1060円)。だが中国人向けには20人民元で提供していた。値引き交渉次第では、わずか15人民元に下がるという。店主に理由を聞くと、「外国人観光客向けに売る商品は西洋の作り方を取り入れている」との説明。「我々中国人向けにはこんなに高くする必要はない」とも声を潜めて話した。

 周辺のみやげ店でも、“外国人価格”を設定する行為が目立った。外国人観光客をみつけると店主らは英語で客引きし、国民向け価格の4~5倍に達する高値をふっかけていた。

 こうした行為について工商当局は、「観光地の商品売買は自由市場での行為に属する」と説明し、自分らに管理権限はないと断言。物価当局も、「売買前に店主が先に価格をはっきりと提示すれば問題はない」とのスタンスだ。

 一方で弁護士は、中国人と外国人で異なる二重価格を設定する行為は、「“価格差別”に当たる可能性がある」と指摘する。また「消費者権益保護法」において、商品価格を目につきやすい場所に表示することを義務づけている点に着目。「目立たない場所に表示したり、表示を隠したりする行為は違法だ」と解説した。
《亜州IR株式会社》

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