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中国:現代小説家の書簡・生原稿の高額落札続々、魯迅の書簡は1億円

2013年11月21日(木) 17時52分(タイ時間)
【中国】魯迅など中国現代小説家が執筆した書簡や生原稿が、オークションで高額取引されている。

 中国嘉徳国際拍売公司が主催する2013年春季オークションでは、魯迅作「古小説鈎沈 (こしょうせつこうちん)」の生原稿が690万人民元(約1億1375万円)で落札されて話題となった。「古小説鈎沈」は、魯迅が六朝時代の小説を諸書から収集・整理して編纂したもの。同原稿は魯迅の実弟で、エッセイストとしても知られる周作人が所蔵していたものを1961年に香港の翻訳家、鮑耀明に贈呈したという代物だ。

 今月19日に開催された秋季オークションでも、魯迅の書簡に人気が集まった。前述の生原稿には及ばなかったものの、655万5000人民元(手数料込み、1億800万円)の値がついた。この手紙は魯迅が1934年6月8日に編集者の陶コウ徳に宛てたもの。字数にして僅か200字余り。1文字あたり2万6000人民元で落札された計算だ。日本語の学習方法について、魯迅の意見や見解が書かれた内容だ。魯迅が陶コウ徳に送った手紙は19通が現存し、その大部分が公共機関などが所蔵しているため、一般に流通しているのはこの一通だけとされる。

 秋季オークションでは魯迅のほかにも、中国共産党創設メンバーの1人、初代総書記の陳独秀が陶コウ徳に宛てた書簡が230万人民元、同じく創設メンバーの一人で政治家の李大ショウが妻の呉若男に宛てた手紙が414万人民元でそれぞれ落札されている。
《亜州IR株式会社》


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