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中国企業の海外鉱業投資、8割が失敗に終わる=業界団体が報告

2013年11月28日(木) 13時37分(タイ時間)
【中国】世界経済の減速を受けて鉱業が世界的に低迷するなか、「中国企業による海外鉱業投資は失敗率が80%に達する」とこのほど報告された。

 天津市で開かれた「第15回中国国際鉱業大会」に出席した際に、中国鉱業連合会の王家華・常務副会長が明らかにしている。過去に起きた「鉱業投資ブーム」の時期に、鉱業分野以外の企業を含む多くの企業が海外の鉱業事業に投資したが、その結果は惨憺たるもので、手痛い教訓を受けたはずという。

 2013年1~9月だけでも、鉱業分野で大型M&A(企業の合併・買収)案件が破談に終わっている。4月には、中国の四川漢竜集団が豪鉄鉱石採掘企業サンダンス・リソーシズに提示していた14億豪ドル規模の買収案が不首尾に終わった。サンダンス側の発表によると、買収資金の調達条件などで双方の折り合いがつかなかったという。漢竜は道路や電力などの分野に投資する非公開企業。

 業界関係者は、専業化の程度の低さが中国企業の海外鉱業投資を失敗に追い込む主因だと指摘する。銀行の鉱業投資も将来性は暗い。資金力に優れているものの、鉱業分野の知識に欠けることがネックとなっているようだ。

 中国鉱業連合会のまとめによると、同連合会が受理した中国企業による海外鉱業投資案件は今年1~9月累計で103件。前年同期に比べて8%減少した。契約ベースの投資額も、10.9%減の31億3600万米ドルに低迷したという。
《亜州IR株式会社》


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