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中国版「赤ちゃんポスト」を全国試行、南京でも近く運用開始

2013年12月2日(月) 21時42分(タイ時間)
【中国】中国では民生部の主導で今年8月から、中国版「赤ちゃんポスト」制度が試験的に導入された。来年12月までの時限措置として、今後は全国各地で実施される。江蘇省は南京と徐州の2市を試験都市に選定。うち南京市で近く運用段階に入る。現代快報が1日付で伝えた。

 南京市玄武区にある児童保護施設「南京市社会児童福利院」の東側に鉄筋構造の家屋を建て、その中に赤ちゃんを預けるカプセル1台を設置した。建物は小さいものの、壁材に特殊材料を使用し、防火、耐熱・遮熱能力に優れる。シンナーは使用しておらず、環境保護にも対応した。壁にアニメキャラクターが描かれるなど、室内は温かな雰囲気。おむつや粉ミルクも置かれている。カプセルは内部が32度に温度設定され、布団も用意された。カプセルの開け方を知らせる説明書きも添えている。

 この施設を利用する親は、赤ちゃんをカプセル内に託した後、室内に備えられたボタンを押して立ち去る。そうすれば、5~10分後に当直担当者が様子を見に来る。赤ちゃんを室内に移し、身体検査を実施。病気などがあれば、病院で治療を施し、その後施設内で育てることになる。周知活動の一環として今後、このカプセルの愛称を一般公募する予定だ。

 この建物を巡っては、「室内にカメラが設置され、子供を託す親の身元が分かってしまうのではないか」という懸念の声もあった。これについて施設の担当者は、「いかなる監視設備を設置しないことを約束する」と説明。親の氏名などのプライベート情報を公表しない点を強調した。

 「南京市社会児童福利院」では今年に入り乳児160人を保護した。2~3日で1人の割合だ。へその緒が付いたままの生まれたての赤ちゃんもいたという。痛ましいことに、保護された乳児の多くは、段ボールやバッグ、袋などに入れられた状態で施設の外部に置かれていた。同施設がこれまでに保護した赤ちゃん・児童は累計604人。うち98%が重い障害や病気を抱えるなど、速やかな治療が必要な状態だった。外に長時間放置されていたことで身体異常をきたした赤ちゃんも多いという。
《亜州IR株式会社》

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