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中国:珠江デルタ海域で海賊被害多発、背景に「行政の空白地帯」

2013年12月11日(水) 04時16分(タイ時間)
【中国】珠江デルタ地域(広州、香港、マカオを結ぶ三角地帯)で今年、航行中の船舶がディーゼル油や物品を奪われる事件が増加している。行政権(水上警察権)が複雑に入り組んでいることによって存在する「行政の空白地帯」が、警察の取締りを難しくしているとみられる。

 珠江デルタ附近の海域は、管轄権の異なる水域が多く、船舶の交通量も多い。これが事件発生場所の特定と警察の出動を難しくしている。また、聴取によって時間をとられることを嫌がる船主や船員が、捜査に非協力的なことも摘発が進まない原因。当面、事件の根本的な解決は難しく、警察は付近を航行する船舶に、番犬を置くなどの自衛を呼びかけている。

 広東省公安庁は、9月から11月にかけ省内の各警察による合同捜査を実施。12の窃盗団を摘発した。検挙された窃盗団の中には、22カ月で7回も襲撃に及んだグループもあった。夜間航行中の大型船に小さな漁船で近づき、ポンプを使ってディーゼル油を抜き取り、金品などを奪うといった犯行を繰り返していた。ディーゼル油は市価の3分の2程度で、付近の漁民などに売りさばかれている。
《亜州IR株式会社》

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