RSS

中国最大ビットコイン取引所が元預金・支払いを停止

2013年12月21日(土) 13時27分(タイ時間)
【中国】中国最大のビットコイン取引プラットフォーム「比特幣中国(BTC China)」は18日、人民元による預金業務を停止すると発表した。

 オンライン第3者決済サービスを手がける易宝支付、財付通との業務提携も休止し、ビットコインを介した人民元の預金、支払いを取り止める。ただ、人民元、ビットコインの引き出しには応じると補足した。

 比特幣中国は11年6月にサービスを開始している。ビットコインの発行総額は、世界全体で90億米ドル(約9400億円)に上るとされる。

 中国当局が規制強化に乗り出すなか、急騰していたビットコインの相場はこのところ調整局面を迎えている。中国本土のビットコイン相場は、12月初めに6000人民元の大台を突破したものの、その後は急ピッチに下落し、18日午後の時点では半値未満の2800人民元で取引された。取引コストの低廉さ、取引決済の迅速さなどが支持される一方で、国家機関などによる信用の裏付けがないだけに、相場は乱高下する傾向にあるという。

 比特幣中国の決定は、中央銀行の通達を順守する形。中国人民銀行は5日、インターネット上で取引される仮想通貨「ビットコイン」について、通貨としての地位を認めないとの見解を示した。

 人民銀を筆頭に、関連部局がこのほど連名で「ビットコインのリスク防止に関する通知」を発表。そのなかで、「ビットコインは一種の仮想商品で、通貨などと同等の法律的地位は具備していない」と判断し、「通貨として市場で流通、使用できない、かつすべきでない」と明確な否定見解を明らかにした。

 同時に、金融機関や支払い機関に対し、同コイン業務を展開してはならないと要請。また、◆同コイン取引のネット管理を強化する、◆関連ホームページは届出を必須とする、◆マネーロンダリングの監督対象に組み入れる、◆同コイン取引のホームページは実名制とする――などの内容も盛り込まれた。

 また、「ビットコイン取引はネット上の商品売買行為で、一般市民は自らリスクを負うとの前提で参加すること」と注意喚起した。

 「ビットコイン」は09年に誕生した仮想通貨。複雑な計算で作り出された数列で構成されており、だれでもどのコンピュータからでも“発掘”、購入、販売ができる。“発掘”の難しさによる希少性や、ネットを経由した支払いコストが極端に低いことから、一部で人気化。今月18日には米議会がビットコインに関する公聴会を開き、複数の当局者がその存在を容認するなど、知名度が急激に高まる中で、投機の対象になりつつある。誕生当初は1ビットコイン=1セント(約1円)以下だった価格は、一時800ドル(約8万円)を超えた。
《亜州IR株式会社》


新着PR情報