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タクシン派与党が比例代表名簿提出 上位は縁戚、司法関係者

2013年12月23日(月) 12時15分(タイ時間)
ソムチャーイ元首相(前列右)とジャルポン内相(前列左)の画像
ソムチャーイ元首相(前列右)とジャルポン内相(前列左)
写真提供、プアタイ党
【タイ】複数のタイ字紙報道によると、タクシン元首相派の政権与党プアタイは23日、来年2月2日に行われる予定の議会下院総選挙の比例代表名簿を届け出た。中国系で刑法学博士号を持つタクシン元首相の性向を反映してか、名簿上位には縁戚、司法関係者が並んだ。

 名簿は全125人で、1位はタクシン元首相の妹のインラク首相、2位はタクシン元首相の義弟のソムチャーイ元首相(インラク首相の姉の夫、元法務次官)、3位はプアタイ党首のジャルポン内相(元法務次官)、4位スラポン副首相兼外相(タクシン元首相の縁せき)、5位チャイカセーム法相(元最高検察庁長官)、6位チャルーム労相、7位サノ元内相、8位プラチャー副首相(元警察長官)、9位ポンテープ副首相(元裁判官)、10位プロードプラソプ副首相(元天然資源・環境省次官)、11位ポーキン元国会議長(元ラムカムヘン法学部長)、12位ソムポン元副首相。

〈タクシン・チナワット〉
 1949年、タイ北部チェンマイ生まれの客家系華人。中国名は丘達新。警察士官学校を卒業後、米国に国費留学し、刑法学博士号を取得。帰国後、警察に勤務するかたわら、官公庁へのコンピュータリース、不動産開発などを手がけ、1987年に警察中佐で退職。その後、携帯電話サービス、通信衛星などを展開するタイ通信最大手シン・グループを育て上げた。
 1995年に政界に転じ、1998年に政党を設立。地方、貧困層へのばらまき政策を掲げ2001年の総選挙で大勝し首相。2005年2月の総選挙も圧勝、首相に再選されたが、2006年9月の軍事クーデターで失脚し、公職追放処分を受けた。軍部はクーデターの理由に、タクシン氏のタイ王室軽視と汚職を挙げた。
 民政移管のため行われた2007年末の総選挙でタクシン派が勝利し、タクシン氏は2008年2月に帰国。8月に出国し、不在中の10月、首相在任中に当時の妻が国有地を競売で購入したことで禁錮2年の実刑判決を受けた。その後はタイに帰国せず、主にドバイに滞在している。
 タクシン派与党は2008年12月に選挙違反で解党され、これに伴い、タクシン派政権から一部派閥と中小連立4党が野党・民主党に寝返り、反タクシン派アピシット民主党連立政権が発足した。
 チナワット家のタイ国内の資産約760億バーツはクーデター後、凍結され、タイ最高裁が2010年2月、不正蓄財だとして、このうち464億バーツの国庫没収を命じた。同年4、5月、タクシン派のデモ隊がバンコク都心部を占拠し、治安部隊との衝突で、91人が死亡、1400人以上が負傷。デモは最終的に武力鎮圧されたが、銃撃戦や放火でバンコク都内は大混乱に陥った。
 アピシット政権は翌2011年5月に下院を解散。同年7月の総選挙ではタクシン派政党プアタイが過半数を制して政権に復帰し、タクシン氏の妹のインラク氏が8月に首相に就任した。
《newsclip》

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