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中国:上海の住宅賃料上昇にブレーキ、空室物件増える

2013年12月24日(火) 14時19分(タイ時間)
【中国】上海市の住宅賃料相場の上昇にブレーキが掛かり始めた。足元では、賃貸物件の供給量が最大6割増える一方で、需要は多くのエリアで1~4割減少。空室が目立ち始めている。中国共産党上海市委員会の機関紙「解放日報」が16日付で伝えた。

 背景にあるのは今年に入ってからの賃料の急激な上昇。多くの賃貸物件の賃料が10%超上昇した。上昇幅は最大で20%を超えている。年の瀬を迎え、地方出身の学生や出稼ぎ労働者が賃貸契約を繰り上げて打ち切り、田舎に帰省する傾向が強まっている。早めに契約を終了して帰省し、家賃支出を少しでも抑えたいという考えがあるようだ。

 上海大学を擁する宝山エリアでは、空室物件が直近1カ月で6割増加。賃貸需要は4割前後落ち込んだ。現在の借り主の多くは来年の大学卒業予定者。比較的新しい2LDK物件が好まれ、家賃相場は月3500人民元(5万9000円)前後となっている。ルームシェア希望者が多いのも特徴だ。

 半面、比較的相場の安い普陀区真如(ふだく・しんにょ)エリアでは、内装に凝ったクオリティの高い優良物件への借り換え需要が増えている。上海南駅周辺では、一度に多数の物件を借り上げる企業関係の需要が5割増。人気物件は「正南花園」などの比較的新しい2LDK~4LDKで、価格帯は月額4000~9000人民元(6万8000円~15万3000円)となっている。
《亜州IR株式会社》


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