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反タイ政府派、13日から「バンコク封鎖」予告

2014年1月3日(金) 01時58分(タイ時間)
現場警官の抗議集会(12月30日)の画像
現場警官の抗議集会(12月30日)
現場警官の抗議集会(12月30日)の画像
現場警官の抗議集会(12月30日)
現場警官の抗議集会(12月30日)の画像
現場警官の抗議集会(12月30日)
現場警官の抗議集会(12月30日)の画像
現場警官の抗議集会(12月30日)
チュワン元首相の画像
チュワン元首相
【タイ】野党民主党のステープ元副首相率いる反タクシン元首相・反タイ政府派は13日朝からバンコクで大規模な反政府デモを行う方針だ。

 主要道路を封鎖するほか、政府庁舎やインラク首相宅などの電気、水道を止めると宣言。公務員にゼネストを呼びかけ、政府寄りのテレビ局の乗っ取りも示唆している。勝利するまで続けるとしており、大きな混乱も予想される。

 一方、2月2日投票予定の議会下院(定数500)総選挙は12月28日―1月1日に小選挙区(定数375)の立候補受け付けが行われ、1272人が立候補した。ただ、民主党の地盤である南部のスラタニ県、クラビ県、トラン県、パタルン県、ソンクラー県では24の選挙区で、立候補受付会場を反政府デモ隊が封鎖したり、県選挙委員が辞任するなどし、立候補の届け出ができなかった。選挙委員会は3日、投票日を延期するかどうか検討する予定だ。

 インラク首相は総選挙で勝利し事態の収拾を目指す方針だが、選挙で劣勢が予想される民主党は昨年12月に選挙ボイコットを表明。民主党と連動する反政府デモ隊は選挙阻止を宣言している。反タクシン派の影響力が強い選挙委員会も選挙の延期を提言し、実際に選挙が行えるかどうかは不透明だ。投票までこぎ着けたとしても、様々な妨害により、下院議員の数が下院開会に必要な定足数に足りず、再度選挙を行うという事態も予想される。混乱が長引けば、反タクシン派の上院議員、選挙委、憲法裁判所などが結託して政権転覆を図るという見方もある。

 混乱が続く中、政争が原因とみられる暴力行為も頻発している。12月28日未明にはタイ首相府近くの反政府集会場に銃弾が撃ち込まれ、デモ参加者の男性1人が死亡、3人がけがをした。12月30日午後1時40分ごろにはマカワンランサン橋の反政府集会場に爆竹が投げ込まれ、4人がけがをした。同日午後11時50分ごろ、首相府近くで発砲事件があり、デモ参加者1人がけがをした。1月1日夜には民主党顧問会長のチュワン元首相のトラン県の自宅前で拳銃が発射された。けが人はなく、家屋に銃弾があたった形跡もなかった。タイ当局によると、今回の政争では、昨年11月30日から今年1月1日に461人が負傷、8人が死亡した。

 12月30日には、デモ隊制止の最前線に立つ制服警官数百人がバンコク都内のラマ5世騎馬像前広場に集まり、警察幹部に不満を訴えた。デモ隊と警官隊は昨年11月以降、数回に渡り激しく衝突し、警官1人が銃で撃たれ死亡、投石などで数十人がけがをした。集会に参加した警官はデモ隊への対処方法に関する明確な指示がなく、自衛出来ないと主張。警官に危害を加えた者の迅速な処罰も要求した。

 ステープ元副首相ら反タクシン派はインラク首相の兄であるタクシン元首相の影響力排除、インラク政権の退陣などを要求し、昨年11月からバンコク都内の民主記念塔などで座り込みの反政府集会を続けている。12月8日には民主党が党所属の下院議員全員の議員辞職を発表。翌9日、バンコクで20万人規模の反政府デモを行い、インラク首相を下院解散、総選挙に追い込んだ。しかし、ステープ元副首相はインラク政権を退陣させた上で、様々な職種の代表からなる「人民議会」に国権を委ねるという事実上のクーデター計画を打ち出し、総選挙を拒否している。
《newsclip》

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