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トヨタとホンダの中国新車販売、年間最高をそろって更新

2014年1月9日(木) 13時19分(タイ時間)
【中国】トヨタ自動車(7203/東証)とホンダ(7267/東証)の中国新車販売が2013年に年間ベースの過去最高をそろって更新した。

 比較対象となる数値が極端に低かったことが背景。12年は尖閣問題に端を発した日本製品ボイコットで日系車の販売が急激に落ち込んでいた。ただ、それ以上に販売を伸ばした欧米勢との差はさらに拡大。劣勢をまだ挽回できていないのが実情だ。

 現地に設けた合弁企業2社を通じて、トヨタ自動車は2013年通年で91万7500台を販売。対前年比で9.2%伸びた。ホンダの年間販売は26.4%の増加を記録。75万6882台に成長した。「アコード」新モデルの投入をきっかけに、売り上げが年末に伸びている。昨年12月の月次販売は10万1465台に達し、前年同期比で60.4%拡大した。

 一方、欧米メーカーは勢いをさらに加速。独フォルクスワーゲン(VW)、米ゼネラル・モーターズ(GM)は300万台の大台を超えたもようだ。米フォードも販売を93万5813台(前年比↑49%)に積み上げ、トヨタを抜いて海外自動車メーカーで中国5位に上昇した。

 日系大手3社の合算シェアも低下する傾向にある。日産自動車(7201/東証)を加えた3社の中国販売シェアは、2008年の25%から2013年上半期の15%に縮小した。

 中国全体の13年1~11月生産・販売台数は、それぞれ14.3%増の1998万9300台、13.5%増の1986万台に拡大した。うち乗用車は15.8%増の1630万2900台と15.1%増の1615万1800台、商用車は8.4%増の368万6400台と7.2%増の370万8300台で推移している。国産ブランド乗用車の販売台数は11.5%増の646万2100台に増えた。伸び率は乗用車全体を3.6ポイント下回るなど低調。海外ブランドでは、これまで低迷が続いていた日系ブランドが7.1%増と2カ月連続でプラス成長。伸びは前月比で5.4ポイント加速している。ドイツ系、米国、仏系ブランドも好調を持続した。

 まだ正式発表されていないものの、中国の新車販売台数は13年、2000万台の大台を初めて突破する見通し。全国乗用車聯席会の崔東樹・副秘書長は13年末時点で、大気汚染の深刻化、北方エリアでの自動車購入規制開始――などを受け、12月に予定を繰り上げて購入する消費者が増えると予想していた。中国汽車工業協会の統計では、直近3年間の新車販売は10年が1806万台、11年が1851万台、12年が1931万台で推移している。
《亜州IR株式会社》

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