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13日の「バンコク・シャットダウン」 道路麻ひで電車に殺到も

2014年1月10日(金) 00時05分(タイ時間)
Prayuth doesn't want a coupの画像
Prayuth doesn't want a coup
cartoon by Stephff ( Stephane Peray )
ステープ元副首相の画像
ステープ元副首相
ステープ元副首相の画像
ステープ元副首相
プラユット陸軍司令官の画像
プラユット陸軍司令官
【タイ】反タクシン元首相・反タイ政府派が13日にバンコクで予定している大規模デモ「バンコク・シャットダウン」で、バンコク都内の交通が混乱に陥ると懸念されている。

 反政府派は13日のデモで、政府総合庁舎、高架電車BTSアソーク駅前、ルムピニ公園、パトゥムワン交差点(MBKセンター前)、ラチャプラソン交差点(セントラルワールド前)、戦勝記念塔(BTSビクトリーモニュメント駅)、ラープラーオ5差路の7カ所にステージ、テントなどを設置し、長期間占拠する構えだ。

 占拠が始まれば、スクムビット通り、ラマ1世通り、ラマ4世通り、シーロム通り、ラチャダムリ通り、ラチャプラロップ通り、パヤタイ通り、パホンヨーティン通り、アソーク通り、ラチャダピセーク通り、ラチャウィティ通り、ディンデン通り、ラープラーオ通り、ジェーンワタナ通りといった幹線道路が麻ひし、通勤、通学者が高架電車BTS、地下鉄MRTなどに殺到、ラッシュアワーの混雑が悪化すると予想される。

 9日にはバンコク都内の戦勝記念塔に路線旅客バン約300台が集まり、営業が阻害されるとして、13日のデモに抗議した。

 タイ当局は13日、警官、兵士1万人以上をバンコク都内に出動させ、警戒に当たる方針だ。ただ、実力でデモ隊の阻止を図れば、それを口実に軍事クーデターが起きる可能性があり、デモ隊による主要道路の封鎖・占拠を避ける方法はなさそうだ。いったん陣地を設営されてしまえば、撤去させるのはさらに困難で、事態は長期化する恐れがある。

 デモ隊は政府との対話を拒否し、デモによる政権奪取を掲げているが、実現は困難とみられ、実際には軍事クーデターを起こさせることが狙いとみられる。軍の最高実力者であるプラユット陸軍司令官は2010年にバンコク都心を占拠したタクシン派市民を軍が武力鎮圧した際の指揮官で、現在の反政府デモを率いるステープ元民主党幹事長は当時、治安担当の副首相だった。

 タクシン元首相は首相当時(2001―2006年)、特権階級の影響下にあり、政府から半ば独立した存在である軍を政府・自陣営に取り込もうとしたが、2006年の軍事クーデターで失脚した。その後の軍事政権下で、軍は上層部からタクシン派を追放するとともに、軍幹部人事を政府から切り離す規定を設けた。タクシン派はその後、軍への影響力を徐々に取り戻したが、プラユット司令官は今回の政争で、クーデターの可能性を否定していない。
《newsclip》

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