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デモ隊への手りゅう弾攻撃 反タイ政府派の自作自演説も

2014年1月21日(火) 03時52分(タイ時間)
戦勝記念塔周辺で手りゅう弾を投げる男の防犯カメラ映像の画像
戦勝記念塔周辺で手りゅう弾を投げる男の防犯カメラ映像
写真提供、タイ警察
戦勝記念塔周辺で手りゅう弾を投げる男の防犯カメラ映像の画像
戦勝記念塔周辺で手りゅう弾を投げる男の防犯カメラ映像
写真提供、タイ警察
戦勝記念塔周辺で手りゅう弾を投げる男の防犯カメラ映像の画像
戦勝記念塔周辺で手りゅう弾を投げる男の防犯カメラ映像
写真提供、タイ警察
戦勝記念塔周辺で手りゅう弾を投げる男の防犯カメラ映像の画像
戦勝記念塔周辺で手りゅう弾を投げる男の防犯カメラ映像
写真提供、タイ警察
【タイ】17日にバンコク都内のバンタットーン通りで手りゅう弾が爆発し、現場を行進していた反政府デモ参加者40人が死傷した事件で、タイ警察はデモ隊内部の情報を知る者の犯行という見方を示している。

 警察によると、デモ隊は事件があった日の朝、都内のルムピニ公園を出発し、午後1時ごろ、バンタットーン通りを行進中に、手りゅう弾が爆発した。警察への事前の連絡では行進ルートにバンタットーン通りは含まれていなかった。また、手りゅう弾は通り沿いの空き家から投げ込まれたのではなく、デモに参加していた者が転がした疑いが強いという。防犯カメラには、デモに参加していた不審な男2人が爆発直後に車で現場を離れる様子が映っていた。

 爆発では40人が負傷して病院に運ばれ、このうち南部プーケット県在住の男性(46)が翌18日、死亡した。デモを率いる野党民主党のステープ元副首相は爆発当時、現場から約200メートル離れた場所を歩いていて、無事だった。

 この事件では、爆発直後、民主党系のテレビ局のカメラが現場近くの空き家に入り、分解した自動小銃数丁、狙撃用のスコープ、携帯電話、車種などを記したホワイトボード、食事に使われたとみられる発泡スチロール製の箱などを映し出した。犯行のため、数人が滞在したととれる状況だったが、発泡スチロールの箱に「トン」などとタイ人の通称がいちいち書かれているなど、不審な点もあった。反政府デモ隊は事件後、警察の現場周辺への立ち入りを拒否した。

 この空き家で見つかった銃について、警察は19日、モデルガンだったと発表した。

 ステープ元副首相は17日夜、バンコク都内の反政府デモ会場で演説し、時折涙を流しながら、爆発は政府側の犯行だと主張し、治安悪化を口実とする軍事クーデター誘発を狙ったステープ元副首相による自作自演といううわさを否定した。また、デモ隊の安全を守らないとして政府を非難した。

 一方、19日午後1時20分ごろ、バンコク都内の反政府デモ隊が占拠する戦勝記念塔周辺で手りゅう弾が爆発し、デモ参加者ら28人が負傷した事件で、タイ警察は同日、犯人の男を捉えた防犯カメラの映像を公開した。

 防犯カメラに映った男は帽子を被り、たすき掛けにしたかばんから手りゅう弾を取り出して投げ、走って逃げた。

 男は逃走中に、追ってきたデモ参加者に向け、手りゅう弾をもう1個投げた上、拳銃を発砲し、別の男が運転するバイクに乗り走り去った。

 反政府デモ隊が占拠する場所への襲撃は19日夜から20日未明にかけても続いた。19日夜にはタイ首相府近くで2度発砲があり、
デモ参加者2人がけがした。20日未明には政府総合庁舎前のジェーンワタナ通りで銃声がしたが、けが人はなかった。

 反政府デモ隊はインラク政権の退陣と政権掌握を目指し、13日から、バンコクの主要交差点を占拠している。政府は持久戦の構えだが、デモ隊への襲撃が続けば、治安悪化を理由に軍がクーデターに乗り出す可能性があるとみられている。
《newsclip》

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