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中国:“ブランド品投資神話”崩れる、質屋の売値は定価の3割

2014年2月4日(火) 13時48分(タイ時間)
【中国】ハンドバッグや腕時計に代表される高級ブランド品には大きな投資価値がある――と語り継がれてきた“ブランド品投資神話”が中国でも崩壊しつつある。

北京市では、質屋で売られるブランド品の過半が未使用の新品。しかし買取価格は定価の3~5割に暴落するという。中国政府系メディアが3日付で伝えた。

 「北京国際ぜいたく品クラブ」の于海・総経理によると、有名ブランドの限定モデルや記念モデルなど、一定の投資バリューを備えた商品は確かに存在するものの、その数量はごくわずか。しかもこうした希少品は質屋の得意先であるコレクターの手に渡ることが多く、一般的な市場に流通しないという。

 また、ブランド品研究者の間では、「ブランド品の価値は、質屋が決めている」という言い回しがある。質屋でのブランド品取引の主体は、投資家ではなく消費者の実需。このため、買取製品に質屋が投資価値を見い出すケースは一握りに限定される。取引されるバッグや宝飾品などの流行ブランド品は、その9割超がいわゆる「消耗品」に属するという。

 自己で満足するならともかく、本質的な価値が分からない一般消費者は、投資目的で手を出さないのが賢明といえそうだ。もっとも、国内市場は急ピッチに成長してきた。中古ブランド品の取引市場は、年率平均3割のハイピッチで伸び続け、同じ期の新品ブランド品市場の拡大ペースを上回っている。新規店舗の出店も各地で相次いで、13年末時点で前年同期に比べて37.8%増加した。出店のエリアに関しても、これまで主流だった北京や上海などの一線都市から、長沙、杭州、成都などの二線都市へとシフトしている。
《亜州IR株式会社》


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