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中国:シェールガス生産コスト増大へ、米国より採掘困難

2014年2月4日(火) 13時48分(タイ時間)
【中国】中国で大規模な増産計画が浮上するシェールガスに関し、生産コストが事前予想を大幅に上回るとの見方が浮上してきた。

中国の推定可採埋蔵量は世界トップの25兆立方米。米国エネルギー省の予測によると、実際はこれよりさらに多く36兆立方米に達するとされる。政府系メディアなどが2日までに伝えた。

 本格的なシェールガス生産に移行するには、技術面の制約が多い。中国では大部分の地域で、少なくとも深度3000米にまで頁岩層を掘り進めなければならないためだ。また、必要となる大量の水資源もネックといえる。探査・生産時には、厚い岩盤層を水の圧力で破壊する「水圧破砕法」が主流。ガス井1本を掘るのに、米国では約750万リットルの水資源を要する。水資源が欠乏しているにもかかわらず、中国でも多量の水が必要となる見通しだ。このほか、多輸送パイプライン整備費の負担も重い。また、地震地帯の四川盆地で岩盤層を破壊した場合、地震を誘発する恐れもあるとされる。

 こうしたなか、エネルギー大手の中国海洋石油(CNOOC:883/HK)などは、米国のシェールガス開発プロジェクトに出資した。技術の習得を通じて、自国の生産コストを引き下げる狙いがある。

 中国のシェールガス生産量は、急ピッチに拡大する見込みだ。国土資源部はこのほど、エネルギーに関する5カ年計画で定められた「シェールガス発展計画・2011~15年」の達成は可能と説明。2015年の年産量は予定通り65億立方米に膨らむとの認識を示した。

 2013年通年の生産量は実績ベースで約2億立方米。2年後の15年には、この32.5倍に膨らむ計算だ。すでに中国石油天然気集団や中国石油化工集団が重慶市や四川省で大規模な開発プロジェクトに着手。本格生産に備えた探査活動では、埋蔵量が当初予想を大幅に上回る鉱区も多く確認された。
《亜州IR株式会社》


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