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中国製旅客機「新舟60」にまたトラブル、滑走中に前輪たたまれる

2014年2月7日(金) 13時33分(タイ時間)
【中国】河南省鄭州市の鄭州新鄭国際空港で4日午後6時33分ごろ(現地時間)、旅客機の前輪が着陸後の滑走中にたたまれ、機体頭部が滑走路と接触する事故が起きた。 乗員乗客44人(うち乗客が37人)に死傷者はなかった。

 民航河南監管局が現在も事故原因を調査している。

 トラブルが起きたのは、太原(山西省)~鄭州を結ぶ幸福航空の「JOY1533」便。機体は中国の自主ブランド航空機シリーズ「新舟60」だった。目撃情報によれば、同機が着陸し、滑走路を滑走中に前輪が自動収納され、機体頭部が地面に接触。そのまま一定距離を進み滑走路から離れて停止したという。前輪は半分折れかかっていたとされる。

 この事故で同空港は一時閉鎖され、春節のUターンラッシュ客や旅行客に多数影響が出た。同日午後10時30分に営業を再開している。

 「新舟60」を巡ってはここ数年、国内外でトラブルが多発している。2011年5月にはインドネシアのカイマナ空港で着陸に失敗し、滑走路約500メートル手前で海に墜落。乗員乗客27人全員の死亡が確認された。直近では2013年6月にインドネシアのエル・タリ空港で緊急着陸した同機の機体が2つに折れる事故が発生。乗客乗員52人は無事だったが、うち2人が負傷している。

 「新舟60」は乗員数2人、旅客数50人。中国航空工業第一集団傘下の西安飛機工業公司が開発した。巡航速度約500キロ、航続距離2600キロ。プラット・アンド・ホイットニー・カナダ製の「PW127J」エンジン2台を取り付けている。国内外市場に投入した唯一の量産型・民間航空機。05年に初めて海外(ジンバブエ共和国)に出荷した。累計で13カ国に輸出し、200本あまりの航路で運航されている。

 陝西省西安市に本社を置く幸福航空は、中国航空工業第一集団公司(95.0%)と中国東方航空公司(5.0%)の共同出資で2008年3月に設立された。資本金は10億人民元。
《亜州IR株式会社》


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