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中国:大豆輸入依存度が80%超に、国内産業の生存脅かす

2014年2月8日(土) 18時29分(タイ時間)
【中国】中国の穀物輸入が拡大しつつある。

 特に大豆に関しては、輸入依存度が高まり続けている状態だ。足元で80%を超える高水準に達した。今年の輸入量は、前年実績をさらに上回る6500万トン(↑2.5%)に伸びるとの見方が業界関係者の間で支配的。輸入依存度は一段の上昇が避けられないとみられる。安価な海外産大豆が多く出回ることで、国内産大豆に対する需要は急減。国内大豆産業の生存を脅かしている。証券日報が7日付で伝えた。

 中国の大豆輸入量は、11年が5263万トン、12年が5750万トン(↑9.3%)、13年が6340万トン(↑10.3%)に膨張し、3年連続で過去最多を更新。国内の大豆産業に直接的な衝撃を与えると同時に、中国の食糧自給率を急激に引き下げる事態をもたらした。国際価格変動の影響を直接的に受けるなか、国内の大豆産業は価格決定の主導権を完全に失っている。

 国内大豆価格の変動は、中国政府の物価コントロールにも直接関係する。国内大豆価格の安定に向けて政府も動き出した。農家所得の補てんを目的に実施してきた大豆、綿花に対する買取備蓄は2014年内に終了する予定。農家に直接補助金を給付する制度への切り替えを段階的に進める方針を決定した。市場取引を通じた価格決定を推進することが目的。国産大豆と輸入大豆の価格差を徐々に縮めることで、大豆農家と食用油メーカーの利益を保障することを狙う。
《亜州IR株式会社》

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