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在タイ日本人のための「病院での賢い受診」 バムルンラード・インターナショナル病院 

2014年2月12日(水) 14時01分(タイ時間)
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在タイ日本人のための「病院での賢い受診」 バムルンラード・インターナショナル病院 
百武加恵 医師(一般内科) Kae Hyakutake, M.D. (General Practice)
バムルンラード・インターナショナル病院 Bumrungrad International Hospital

 日本人が多く暮らしていても、ここは異国の地タイです。日本人患者が多く訪れても、そこはタイの病院です。日本語通訳がいても、患者さんを診るのはタイ人医師です。日本と同じ疾病であっても、薬はタイの基準で処方されます。日本とは違う病院で賢く診てもらうためのQ&Aです。

Q:先生とのやり取りで通訳を通すと、伝えたいことが伝わっていないように思う。

A:伝えたいことをあらかじめ箇条書きにしていただくと、通訳もより正確に伝えられます。

 患者さんが長文で一気に話すと、通訳は把握しにくくなり、医師にも伝わりにくくなります。まずは受診する前に伝えたいことをご自身で短文の箇条書きにし、通訳してもらうときに一文ずつ通訳してもらってください。

 また、日本人の患者さんの中には医師に遠慮して質問しない方を多く見かけます。不明なことや心配なことがあれば、遠慮なく聞いてください。 国籍によっては同じことを何度も繰り返して質問される患者さんもおられます。
込み入った内容であれば、ベテラン通訳を指名することができます。積極的に病院を利用してください。

Q:なるべく「良い」先生に診てもらいたいのですが?

A:ウェブサイト上の経歴だけでなく、口コミも大切です。通訳は情報の宝庫です。

 ウェブサイト上に公開されている医師の経歴は貴重な情報ですが、より正確なのはやはり口コミです。学歴や職歴では書き表せない経験を持つ、一見地味でも腕は立つといった医師は多くいるものです。

 情報の宝庫は通訳です。多くの患者さんと医師の間に立って通訳していますから、情報の蓄積量は相当なものです。

 また、セカンドオピニオンを聞きたいといったとき、病院を変えてしまう患者さんを見かけますが、同じ病院でほかの医師を指名することができます。特に私立病院は、1人の医師=1つのクリニックといった雰囲気ですから、遠慮は不要です。こちらも通訳にいろいろ尋ねてみてください。

Q:タイの病院で処方される薬はきついように思います。

A:日本の処方は決して国際基準ではなく、足りないこともあります。

 タイでは体調を崩しても取り敢えずは自分で薬を買って飲んでみて治らなかったら病院へ、という人が多いようです。病院ではそのため、患者さんには最初から良く効く薬を処方することが多いです。

 処方された薬をインターネットで調べる方が多くいらっしゃいます。その積極性は非常に良いかと思いますが、タイでの処方が日本の場合より多いと、「薬が多いのではないか」と疑問に思われる方が多いようです。日本人は日本の病院の処方に慣れていて当然ですが、その処方全てが国際基準というわけではありません。むしろ日本は保険制度の制約を受けていますので、十分な量が処方されないこともあります。もちろん実際タイでの処方が多いこともあります。

 また、街中の薬局でも買い求められる薬を処方する場合があります。診察の結果、適切な薬が市販のものと同じと判断されたということです。受診費用を安く抑えたいときは薬局でも買える薬かどうか聞いてみるのも良いかも知れません。

 薬についても、医師にいろいろ聞いてみてください。欧米の患者さんは不要であればその旨を医師にはっきり伝える方が多いです(例:抗生物質は処方しないでほしい、など)。

Q:タイで手術を受けるのが不安です。

A:タイも日本もそれぞれ良さがあります。必要に応じて、気持ちの在り方に応じて、ご判断ください。

 タイでは検査や手術を早く受けることができます。例えばガンなどで手術が必要な場合、タイなら数日~1週間程度で手術を受けることができます。日本ですと、手術前の入院だけで順番待ち2―3カ月ということも決して珍しくありません。

 時間に余裕があれば、日本での手術も良いでしょう。住み慣れた日本に帰国し、理解度の高い日本語で、家族や親戚に見守られての手術はより安心です。

 医療レベルに関しては、良い医師を選べばタイは日本と比較して遜色はないといえます。

Q:日本では入院中、回診や検査のスケジュールがしっかり決められているのに、タイではいつ何が始まるのか分からず、個人的な予定が立てられません。

A:スケジューリングされていない分、早め早めの順番となります。全体的には日本よりテンポは速いといえます。

 日本では確かに回診や検査の時間がきっちり決められており、タイではそのようなスケジュールは立てられません。日本ではスケジュールは時間どおりに消化されて遅れることがまずありませんが、逆に時間節約のために早めることも少ないです。

 タイでは、医師のスケジュールによって回診が行われます。日時を厳密に決めない代わりに臨機応変に回ります。検査も同様に、スタッフの勤務状況や機器の使用状況などを見極めながら、時間を有効利用します。全体としては日本より早めのスケジューリングとなります。

Q:保険について尋ねても病院側が分からないときがあります。

A:保険は加入者と保険会社の間で契約が成立します。病院にも知らされない情報がたくさんあります。

 病院で適用させるための保険なので病院が全てを知っていて当然、と思われがちです。しかし、保険は加入者と保険会社の間で契約が成立し、病院は関与しません。個人情報なので管理は厳密です。病院には必要以外の情報は知らされません。病院で確認不可な情報は保険会社に確認してください。

プロフィール:
 1967年福岡県生まれ。地元の高校を卒業後、防衛医科大学に進み、医師免許を取得する。1993年より自衛隊、主に自衛隊福岡病院内科で勤務。一般内科検診、感染症、糖尿病、高血圧、消化器・呼吸器疾患治療など、一般内科業務に従事。2002年、東チモールでの国際平和維持活動(PKO)に医師として参加。同地でタイ空軍軍医と出会い2005年に結婚。来タイ後は2007―2010年バンコク都内の病院で医療コンサルタントとして勤務。2010年、日本人として2人目となるタイ医師免許を取得。2011年3月よりバムルンラード・インターナショナルで内科医として勤務。

百武先生の予約は日本人サービスまでどうぞ。
Tel: 0-2667-1501 Eメール:infojapan@bumrungrad.com
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