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タイ憲法裁、野党の下院選無効請求を却下 再選挙は4月下旬か

2014年2月13日(木) 02時06分(タイ時間)
【タイ】タイ憲法裁判所は12日、2月2日の議会下院総選挙の無効化を求めた野党民主党の前下院議員の訴えを、証拠不十分で却下した。

 民主党は、下院選が同一日に全選挙区で投票できなかったこと、下院解散後にインラク政権が非常事態宣言を発令したことなどを理由に、今回の下院選が違憲な方法による権力の掌握を禁じた憲法条項に違反したと主張していた。

 憲法裁は同日、ステープ元副首相(民主党元幹事長)ら反政府デモ指導者が違憲な方法による権力の掌握を禁じた憲法条項に違反しているかどうかの判断を与党プアタイが求めた裁判で、デモ隊はタクシン元首相らに恩赦を与える恩赦法案への反対と政府への不信から抗議活動を行っているだけだとして、違憲ではないとする判断を下した。

 タイでは昨年10月から、タクシン派政府・与党と反タクシン派野党民主党の対立が激化。12月にバンコクで数十万人規模の反政府デモがあり、政府は下院を解散、総選挙に追い込まれた。しかし、民主党は下院選をボイコットした上、今年1月13日からバンコクの主要交差点をデモ隊で占拠。2月2日の下院選では民主党の地盤である南部とバンコクの投票会場でデモ隊による投票妨害があり、全国の投票会場の1割以上で投票が行えなかった。

 当選する下院議員の数が下院開会に必要な定足数に届かないことが確実なことから、選挙委員会は11日、投票が行えなかった選挙区での期日前投票と投票を4月20日と27日にやり直す方針を示した。事態の沈静化を期待し、やり直し投票の日程を大きく遅らせる作戦だ。ただ、憲法では下院選の投票日から30日以内に下院を開会すると規定されており、やり直し投票を4月まで遅らせれば、この規定に違反することになる。

 反政府デモ隊はインラク首相の退陣と、様々な職種の代表からなる「人民議会」への権力委譲を要求しているが、政府は違憲、違法だとして応じていない。憲法では首相は下院議員から選ばれると規定されているため、下院が開会できない状態で首相が辞任すれば、後任の首相の選出が行えない。
《newsclip》

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