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中国:文物財の腐食率5割超、保護経費は博物館運営費の5%

2014年2月13日(木) 14時06分(タイ時間)
【中国】中国の各博物館に所蔵される文物財の腐食率が、50%を超える高い水準に達していることがこのほど明らかになった。一方で、文物保護に向けられる経費は、足元で博物館業務全体にかかる経費の5%にすぎないのが現状という。

 文物保護を巡っては、その過程で科学技術の利用が軽視され、先進技術の活用が遅れているとの指摘もある。こうした中で、文物財の腐食が進行している問題の解決に取り組む「中国文物所蔵品科学技術保護センター」の設置作業が、北京市の故宮内で始まった。北京晨報が10日付で伝えた。

 故宮博物院の関係者によれば、国家文物局は数年間をかけて、全国の博物館に所蔵される文物の腐食・損傷に関する専門の調査を実施した。新中国成立(1949年)以来初となる科学技術に基づいた調査で、全国にある2803カ所の国有文物所蔵機関に保管されている1470万点(組)余りの所蔵文物を対象とした大がかりのものだった。その結果、50.66%の文物財に程度の差はあるものの腐食・損傷がみられることが確認された。同関係者によれば、故宮博物館を例にとると、所蔵されている180万点余りの文物のうち、修復や予防的保護措置を必要としているもので100万点を占めるという。

 新設の「中国文物所蔵品科学技術保護センター」は、現在建設中の文物保護の総合業務を行う専用棟と北院区文物所蔵品保護施設で構成される。科学技術に基づく文物保護の取り組みを一般に開放することを原則に、内外の大学や研究機関などがこれらの取り組みに参加することを支援、奨励する役割を担うという。
《亜州IR株式会社》

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