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中国:1月の貿易統計は輸出急増、欧米日の回復がけん引

2014年2月14日(金) 13時47分(タイ時間)
【中国】中国税関総署が12日発表した1月の貿易統計で輸出が市場予想を大幅に上振れた。

 輸出額(米ドル建て換算)は前年同月比10.6%増(昨年は人民元が約3%上昇、人民元建てでは7.6%増)と、市場予想を大幅に上回った。輸入は10%増(同7%増)。貿易黒字は318億6000万米ドルに膨らんだ。

 輸出が好調だった主因は、欧米日の景気回復。地域別の輸出額は、欧州連合(EU)向けで18.4%、米国向けで10.7%、日本向けで16.1%ずつ拡大した。

 他方、対香港の貿易額は急減。虚偽貿易を通じた短期投機資金の流入を抑制するための政策が続いたことで、輸出は18.4%、輸入は21%ずつ縮小した。

 1月の輸出が好調だったとはいえ、今後については、慎重姿勢を堅持する見方が少なくない。HSBCの中国経済アナリストは、「1月の輸出入の伸びが予想を大幅に上回ったことで、外需の見通しがやや上向く可能性があるとはいえ、貿易情勢は依然として見守る必要がある」と指摘。「今年の貿易に対しては、引き続き慎重ながら楽観スタンスを維持する」との見解を示している。

 1月の輸出が市場予想を大幅に上回ったことを受け、市場関係者の間では、人民元の上昇予想が強まっている。今年は1米ドル=6人民元の水準を突破するとの予想が大勢だ。

 前述のように、1月の貿易黒字は318億6000万米ドル。市場予想(ロイター通信集計で236億5000万米ドル、ブルームバーグ集計で234億5000万米ドル)を大幅に上回り、昨年12月(256億米ドル)と比べても急増した。

 こうしたなか、前述のように、今年の人民元の対米ドルレートは1米ドル=6人民元を超えるとの予想がコンセンサス。申銀万国は、「2014年も通年でみると、人民元の小幅な上昇が続く」と予想。年末には5.9人民元前後にまで上昇し、大台6人民元を突破する可能性は大きいとみている。このほか、上海証券は同5.8人民元、バークレイズは同5.95人民元まで上昇すると予想した。
《亜州IR株式会社》

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【タイ】タイ商務省によると、2013年のタイの貿易額は輸出が前年比0・3%減の2285・3億ドル、輸入が0・3%増の2507・2億ドルで、貿易収支は221・9億ドルの赤字だった。



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