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中国:高級茶葉市場にも「倹約令」の影響、新茶価格が急落

2014年2月19日(水) 14時08分(タイ時間)
【中国】ぜいたく品の贈答を禁止する「倹約令」が、中国の茶葉市場にも影響を及ぼし始めた。

 高級茶への需要が減る中で、「早春茶」と呼ばれる緑茶の販売価格は足元で下落。北京市最大の茶葉問屋街「馬連道茶城市場」では、昨年と比べ価格が8割暴落している茶葉もあるという。法制晩報が17日付で伝えた。

 四川省宜賓市産の「宜賓緑茶」は、昨年500グラム当たり3000人民元の価格だったが、今年は600人民元以下で購入できる水準。浙江省温州市永嘉県産の「烏牛早茶」も、昨年の500グラム当たり800~1000人民元から今年は約600人民元に下落。海南省産の緑茶も今年は3割程度安い100人民元で手に入るという。

 「馬連道茶城市場」に店を構える店主は、「ビジネス贈答品向けの消費が減少して、高級茶葉が売れなくなった。品質がよく、価格も比較的安い茶葉でないと売れない」と現状を吐露。販売価格を引き下げるために、茶農家から直接仕入れるなどして対応している努力を語った。今年は卸売価格が茶農家からの出荷価格を下回るケースが多い。問屋は赤字覚悟の値下げを余儀なくされているようだ。

 値下がりは緑茶だけではない。「青茶(日本で言われるウーロン茶)」の高級品種「鉄観音」を長年販売している女性は、「昨年9月ごろから、500グラムあたり1000人民元の高級茶葉はほとんど売れなくなり、店の売り上げは7割落ちた。現在販売している鉄観音は数百人民元程度の代物だ」と語った。

 中国茶葉流通協会によると、今年は、雲南省産の「プーアル茶」と福建省福鼎市産の「福鼎白茶」が値上がりを続けている以外、その他の高級茶葉は昨年と比べ10~50%の幅で値下がりしている。
《亜州IR株式会社》


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