RSS

中国:河南省の企業が社屋から紙幣ばらまく、群衆押し寄せ負傷者多数

2014年2月21日(金) 13時57分(タイ時間)
【中国】河南省信陽市・羊山新区でこのほど、ある中小企業が社屋から人民元紙幣を雪のようにばらまくという珍騒動が起きた。話題を集めて知名度を上げることが目的だったとされる。通行人がこれを奪い合う騒動となり、多数の軽傷者が出た。

 公安当局は、「たちの悪い迷惑行為だ。徹底的に捜査し、法に照らして厳重に処罰する」と厳しい姿勢を見せている。大河網が19日付で伝えた。

 この企業は14日午後3時10分ごろ、1~100人民元(約17~1700円)の各種紙幣を社屋の2階からばらまいた。たちまち群衆が押し寄せて紙幣を奪い合う事態に発展。多くの人は5~10人民元の小額紙幣しかつかみ取れなかったが、なかには、札束のまま降ってきた100人民元札の塊を空中キャッチした好運な人もいた。

 午後3時30分、第2弾の紙幣がまかれた。仕掛けた企業は、現場の騒ぎを一層盛り上げることを狙い、今度は社屋の3階からばらまいた。ところが不意の突風に煽られた紙幣は、現場を外れて飛んでいき、真下へ降りそそいだのは3分の1ほどだった。そのため群がる人々は、紙幣を追って駆けたり跳ねたりし、一帯は騒然となった。さらに車道が塞がれ、大渋滞が発生。混乱は、警察の手で強制解散されるまで約10分間続いた。多くの市民が、この騒動で押し倒されケガを負ったという。

 企業側は、「まいた紙幣の総額は、10万人民元(約170万円)ほど。あらかじめネット掲示板や微博(中国版ツイッター)で大々的に宣伝を打った」と豪語する。しかし消息筋は、「実際にばらまかれたのは小額紙幣ばかり。総額はいくらにもならない」と一笑。「彼らは地元メディアに金を払って、社名入りでニュースに取り上げてくれと話を持って行ったが、相手にされなかった」と暴露した。

 周囲も辛辣な反応だ。金融関係者は、「人民元をまき散らすことは国家金融法に抵触する。営業権を剥奪すべきだ」と断じている。ネット上からも、「まともな企業努力をせず、話題作りに走るのは低俗だ」、「モラルが欠如しているうえ違法行為だ。重大な事故につながりかねない」と、軽挙妄動を批判する声が相次いでいる。

 地元警察は、検挙を視野に捜査に着手した。
《亜州IR株式会社》


新着PR情報