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中国:医師への「紅包」厳禁、患者との契約締結を義務化

2014年2月22日(土) 16時56分(タイ時間)
【中国】中国当局は患者が医師に手渡す個人的な謝礼、いわゆる「紅包」を厳禁する方針だ。国家衛生計画生育委員会弁公庁はこのほど、入院治療が必要となった際に「紅包を授受しない」という契約を医師と患者が交わすことを義務付ける新ルールを発表した。

 施行は5月1日から。全国の2級(市内各区を対象に総合診療を行う病院)以上の病院に一律適用し、それ以外の医療機関にも励行を求める。

 病院側は患者が入院してから24時間以内に、患者本人かその代理人との間で「紅包を授受しない」旨を明記した契約書を主治医を通じて交わさなければならない。患者側についても、医師や看護師などの医療スタッフを尊重し、治療に協力することを承諾するよう求められる。

 中国はこれまでも、患者が医師に「紅包」を渡す行為を禁止してきたが、この習慣が根強く残っているのが現状。ある患者は、「医師に『紅包』を渡すのは裏規則といえる。禁止しても、こうした悪習がすぐになくなるとは思えない。他の人が密かに手渡していて、自分だけ渡さなかったら、心理的な不安にさいなまれることになるだろう」と複雑な心情を吐露した。

 一方、医師はそうした事態に陥ることはないと強調する。「『紅包』をもらえば医師が患者をしっかりと診るといった考えは、患者の完全な誤解に過ぎない。『紅包』を渡したがる患者に対しては、まずは受け取り、手術が終わった後に全額を返している」と説明。「紅包」禁止を徹底する今回の新ルールについて、「医師と患者間の誤解を解消し、患者の医師に対する信頼感を高める助けとなるはず」と期待を語った。
《亜州IR株式会社》


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