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首相弾劾、議員公職追放 タイ政権転覆のシナリオは?

2014年2月24日(月) 16時18分(タイ時間)
【タイ】タクシン元首相派の政権与党プアタイは23日、議会上院や憲法裁判所を使ってタクシン派インラク政権の転覆を図っているとして、反タクシン派勢力を非難した。

 プアタイは、反政府デモでバンコクの主要交差点を占拠したステープ元副首相(元民主党幹事長)らが、▼コメ買い取り制度をめぐる汚職を理由に、議会上院での弾劾で、インラク首相と全閣僚を失職させる▼投票から30日以内に議会下院を開会できなかったとして、憲法裁判所が2月2日の下院選を無効にする▼公選制と憲法裁長官らによる選出制が併用されている上院議員の選出方法をすべて公選制とする憲法改正案を支持した上下両院の議員308人を憲法裁が公職追放処分にする――というシナリオを描いていると主張した。

 プアタイはまた、2日の下院選で反政府派による妨害で投票できなかった選挙区での投票のやり直しを選挙委員会が行おうとしないとして、選挙委の告訴を検討していることを明らかにした。憲法の規定では、下院は投票から30日以内に開会するとされており、3月4日までに開会できなければ、選挙自体が無効とされる可能性がある。しかし、選挙委員会は4月下旬にやり直し選挙を行う方針で、与党と対立している。

 憲法裁、選挙委、汚職取締委員会などはいずれも反タクシン派の影響下にあるとみられ、デモを主導する野党民主党は、こうした機関と連携して、インラク政権の打倒を狙っているとみられる。軍は中立を標榜し、デモ隊の排除や選挙妨害の阻止などで政府に協力しない構えだ。タクシン派は選挙以外に事態収拾のシナリオを描けていないが、デモ隊と選挙委に選挙を阻まれている。
《newsclip》

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