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中国:華潤信託発行の「理財商品」、一部で“元本割れ”続く

2014年2月25日(火) 11時54分(タイ時間)
【中国】華潤集団傘下の華潤深国投信托有限公司(華潤信託)が発行した「理財商品」の一部に関し、個人を中心とした投資家が大きな損失を被っている。

 すでに期日が到来した「華潤信託穏益6号」は、1年にわたる運用期間で優先投資家の損失幅が38%に達した。「華潤信託穏益7号」も償還約1カ月前から純資産が急ピッチに減少するなど苦戦。1単位当たりの純資産が0.7339人民元に低下し、最終的には投資家の損失幅が26.61%に達した。

 2013年2月5日に組成された「華潤信託穏益7号」は運用期間12カ月。予定利回りは、優先投資家向けで5.3%、劣後投資家向けで10~15%に設定されていた。計画された発行額は2億人民元。うち中国銀行が1億5000万人民元分の優先投資枠を取得し、残り5000万人民元分は個人向けに販売された。

 「華潤信託穏益7号」の資金は債券で運用していた。期日までに全数を安値で手放したため、純資産が急ピッチに縮小していったとされる。劣後投資家の損失幅は、優先投資家よりさらに大きくなる見通しだ。

 「理財商品」の償還は今年にピーク期を迎えるだけに、「元本割れ」の案件は今後も増加する可能性が濃厚だ。「理財商品」の発行期間は、大部分が2~3年で占められる。今年各月の償還額は、1月、3月、5月、6月がそろって200億人民元を超過。うち5月は、月次ベースで今年最大の368億2700万人民元(約6220億円)が予定されている。
《亜州IR株式会社》


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