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中国:深セン駅階段で卒倒死亡、救助なく50分放置=遺族は怒り心頭

2014年2月28日(金) 17時29分(タイ時間)
【中国】広東省深センの地下鉄を利用した女性客が、出口の階段で突然倒れ、駆け付けた救急隊員によって死亡が確認された。

 女性は救急車が到着するまでの50分間、いかなる救命措置もとられなかったという。女性の父親は、「的確な救命措置をとれば娘は助かったはずだ」として、娘を放置したままにした地下鉄利用客や駅員、警察に対して怒りを露わにしている。南都網が27日付で伝えた。

 女性は今月17日午前10時29分に倒れた。その様子をとらえた監視カメラの映像によると、倒れた直後は意識があり、両手を振るなどして助けを求めていた。利用客7人が傍らを通過し、振り返ってみた人はいたものの、皆、何もせずにそのまま去っていた。3分後の32分に男女が駅員を呼びに改札に引き返していった。駅員2人が35分に女性の元にやってきて、1人は女性の状態を観察、もう1人は携帯で電話。その後は2人とも何もせずに脇に立っているのみで、女性を抱え上げることも、救命措置をとることもなかった。女性が倒れてからおよそ30分後の11時4分に警察が到着。声をかけたが、すでに女性に反応はなかった。その際も駅員、警察ともに救命措置をとることはなかった。救急車が到着したのは女性が倒れてから50分が経過した11時18分。現場で死亡が確認された。

 死因は分かっていない。バッグに牛乳、菓子パン、バナナなどが入れられていたことから、遺族は女性が朝食をとらず、低血糖で倒れたのではないかと推測している。ただ、その場合は卒倒後にすぐに死に至ることは珍しいという。遺族は司法解剖を拒んでおり、現在のところ死因は特定できていない状況だ。女性の父親は、「現場でなぜ、適切な処理がとられなかったのだろう」と嘆き悲しんでいる。女性の姉も、「なぜ50分もの長い間、妹を冷たい階段の上に放置させたのか。なぜ助け起こしたり、服をかけてやらなかったのだろう」とやりきれない思いを語った。

 これに対して地下鉄側は潔白を主張。「駅員は知らせを聞いてすぐに現場に駆け付けたが、女性がどのような状況か分からず、救急車を呼んで到着を待つしかなかった」と説明した。

 死者は35歳の独身女性。英国に留学経験があり、深センIBMの幹部社員として働いていた。当日は休暇をとっていたという。
《亜州IR株式会社》

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