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中国:乳製品市場に低コスト「粉末油脂」氾濫、健康被害の懸念も

2014年3月4日(火) 12時26分(タイ時間)
【中国】乳製品の代替品としてケーキなどの材料として使用されている食用植物油脂を主原料とした「粉末油脂」について、3日付の中国青年報は、健康被害を与える可能性を指摘する警告記事を掲載した。

 長期にわたって大量に摂取した場合、がんを引き起す恐れもあると懸念している。

 国際食品包装協会の董金獅・秘書長(事務局長)によると、粉末油脂の価格は牛乳の10%程度と安く、生産コストを抑えようと中国の食品メーカーの間で広く使用されているのが現状。ただ、「粉末油脂」をめぐっては、それに含まれるトランス脂肪酸が健康被害を与える可能性が国際的に指摘されていて、米国ではトランス脂肪酸の食品への使用が規制されている。一方、中国では、乳幼児向け粉ミルクに対してトランス脂肪酸の使用禁止が07年にルール化されている以外、その他の乳製品については規制が設けられていない。また衛生部が07年に公布した「食品栄養表示管理規則」では、トランス脂肪酸の含有量について、100グラム当たり0.3グラム以下であれば、「ゼロ」または「含有なし」と表示できると規定している。こうした中、近年の牛乳価格の高騰もあって、「粉末油脂」は中国の食品市場に氾濫している状態。乳製品と思って購入した商品が実はすべて「粉末油脂」を原料としていた――といったケースは日常茶飯事だという。
《亜州IR株式会社》


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