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中国:頻発する美容整形トラブル、背景に「利益至上主義」

2014年3月7日(金) 17時14分(タイ時間)
【中国】中国で「三八」と呼ばれる3月8日の「国際婦人デー」を前に6日付の時代週報は、女性の利用が多い美容整形業界について、その乱れた現状を伝える記事を掲載した。

 安く仕入れた品質の悪い注射液を使って施術しておきながら、高額な料金を請求して暴利を得るなどの行為が横行していると警告。「消費者を危険にさらす問題行為」として、酷評している。

 中国消費者協会の統計によると、中国の美容整形市場は業界が急成長を遂げた過去10年来、失敗やトラブルに関する消費者からの相談件数が毎年平均で2万件に達した。この10年間で、20万人の女性の顔が「壊された」計算となる。

 この背景にあるのが、美容クリニック業界が追求する「利益至上主義」。たとえば、即効性の高いシワ解消法として人気のヒアルロン酸については、安く仕入れた劣悪品を使用しながら、高額な施術料を要求するクリニックが多数存在する。中には、ヒアルロン酸と偽って、国が医療分野で生産・販売を禁止している「ポリアクリルアミドハイドロジェル(PAG)」を患者の顔に注入していた――という悪質な事例も報告された。PAGは体内に入ると、分解して毒化すると言われる。世界保健機関(WHO)によって「発がん性が疑われる物質の一つ」と指定された。

 また、多くのクリニックが販売しているオリジナルの美容薬品についても、その多くが生産許可証を持たない個人業者に生産を委託している現状が明らかになった。品質は極端に悪く、生産コストは販売価格の8~10%。2000人民元(約3万3400円)で販売されている高額商品のコストがわずか80人民元にとどまるケースも散見されるという。
《亜州IR株式会社》


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