【中国】北京・天津・河北エリアの大気汚染が深刻だ。新しい大気環境基準を用いて全国主要74都市を対象に2013年に実施した大気質評価では、大気の状態が悪かった上位10都市中、7都市が同エリアで占められていたことが分かった。
8日に開催された第12期全国人民代表大会(全人代)に関する記者会見で、環境保護部の呉暁青・副部長が報告したもの。北京・天津・河北の主要13都市では、大気の質が国の「2級基準」を満たした日数の比率が年間で37.5%にとどまり、74都市の平均値に比べて23ポイント低かった。また同13都市のうち11都市が、汚染の深刻な上位20都市に入り、さらにそのうち7都市が上位10都市にランキング。大気の質が「重度」以上の汚染状態にあった年間日数が40%の高水準に達した都市もみられたという。
74都市全体でみても、汚染は普遍的に広がっていた。大気質の状態が「2級基準」に達した平均日数は221日にとどまっている。都市別ではラサ(チベット)、海口(海南)、舟山(浙江)の3都市を除く71都市で、程度は異なるものの同基準を超えていた。
また、74都市のPM2.5(微小粒子状物質)年間平均濃度は72マイクログラム/立方米に達し、「2級基準」(35マイクログラム/立方米)の2倍を超える水準。地域別にみると、北京・天津・河北エリアが106マイクログラム/立方米、長江デルタが67マイクログラム/立方米、珠江デルタが47マイクログラム/立方米となっている。
大気汚染が春と冬に特に深刻なことも裏付けられた。四半期別の74都市PM2.5濃度は、第1四半期が96マイクログラム/立方米、第2四半期が93マイクログラム/立方米。第2、3四半期の2倍に達している。
中国:大気汚染ワースト10都市、北京・天津・河北で7市占める
2014年3月11日(火) 11時43分(タイ時間)
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