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中国:2月は大幅な貿易赤字、輸出18%減で輸入10%増

2014年3月11日(火) 11時43分(タイ時間)
【中国】中国税関総署が8日発表した2月の貿易統計は、大幅な貿易赤字を記録した。輸出が大幅に減少したのに対し、輸入が大幅に増加したためだ。

 輸出額は前年同月比で18.1%の減少。市場予想の7.5%増を大幅に下回る水準に終わった。これに対し、輸入額は10.1%増と市場予想を上回った。商品輸入の大幅な増加が要因。この結果、貿易収支は229億8000万米ドルの赤字に転落した(前年同期は148億米ドルの貿易黒字)。市場予想(145億米ドルの黒字)と大きくかけ離れ、月次ベースの貿易赤字としては過去2番目の規模を記録している。

 貿易統計は1月に続いて、2月も市場予想から大きく乖離。税関総署の報道官は、「春節前に輸出を急ぎ、春節後は輸入から手がける企業が多いことが、1~2月の貿易統計の大幅な振れをもたらした」と、春節に絡む特殊要因を指摘した。

 輸出の大幅な減少に関しては、新興市場の通貨安が影響した可能性もある。2月のブラジル、ロシア、インド、南アフリカ向け輸出はいずれも20%以上の減少。特に、南アフリカ向けは46.4%減と、大幅な落ち込みを示した。

 さらに、前年同月の基数が高かったことも、今年2月の輸出減につながったようだ。昨年2月は、虚偽貿易により輸出が押し上げられたとみられているが、当局は虚偽貿易に対する取り締まりを強化。これにより、今年2月は(虚偽貿易の中継点になりやすい)香港向けの輸出が24.3%減少している。

 今年2月の輸出入総額は前年同期比4.8%減の2511億8000万米ドル。うち輸出は18.1%減の1141億米ドル(予想は7.5%減)、輸入は10.1%増の1370億8000万米ドル(同7.6%増)だった。1月末~2月上旬の春節連休で経済活動が停滞したほか、企業が連休前に輸出を前倒し、連休後に輸入を優先させたことなどが響いた。

 1~2月の累計では、輸出入総額が前年同期比3.8%増の6335億7000万米ドルで推移している。うち輸出は1.6%減の3212億3000万米ドル、輸入は10.0%増の3123億4000万米ドル。貿易黒字は79.1%減の88億9000万米ドルに縮小した。
《亜州IR株式会社》


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