RSS

中国:元安に歯止めかからず、貿易赤字の拡大で

2014年3月12日(水) 13時33分(タイ時間)
【中国】人民元為替レートの下落が止まらない。中国人民銀行(中央銀行)は10日、人民元の対米ドルレート基準値(中間値)を1米ドル=6.1312人民元に設定した。前営業日を0.18%下回る水準。1日の引き下げ率としては、約19カ月ぶりの大きさだ。

 中間値の大幅な元安設定を受け、店頭市場の対米ドルレートは一時、0.0334人民元安の6.1594人民元まで下落した(終値は0.0125人民元安の6.1385人民元)。

 足元の元安設定については、「2月の貿易赤字が膨らんだため」との見方が多い。税関総署が週末に発表した2月の輸出額は、前年同月比18.1%減と市場予想を大幅に下回った(貿易収支は230億米ドルの赤字)。1~2月を併せた数値でも、輸出額が前年同期比で1.6%縮小するなか、貿易収支は89億米ドルの黒字にとどまった。

 こうした状況を受け、人民元の先高観は後退している。UBSのエコノミストは、足元の人民元安に言及し、「人民銀行が意図的に誘導している可能性がある」と指摘。今年の値動きに対しては、「大幅な上昇、または下落が見込めない」と分析した。
《亜州IR株式会社》

特集



新着PR情報