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中国:「死刑囚の臓器移植はなお継続」、前衛生部長が認める

2014年3月13日(木) 13時18分(タイ時間)
【中国】死刑囚をドナー(臓器提供者)とする臓器移植が、死刑囚本人やその家族に知らされないまま今も行われている現実を、前衛生部長の黄潔氏がこのほど明らかにした。

 もっとも、当局もこの問題の重大性を認識しているという。「一般人からの臓器提供を呼びかける活動に力を入れている」とした上で、足元では一般人ドナーの数が死刑囚ドナーを大きく超えていると強調した。香港紙の明報が12日付で伝えた。

 死刑囚に依存する中国の臓器移植システムは、海外のメディアや人権組織から長期にわたって批判されている。これについて国政助言機関である全国政治協商会議の委員でもある黄氏は、「医師や裁判所、警察関係者といった限られた範囲内で情報が共有されているのみで、統計を含む具体的な状況を把握できていない」と現状を説明した。

 もっとも李氏は、死刑囚の臓器移植に全面的に反対する立場ではないと強調。「問題は本人や家族に知らせないまま行われていることにある。本人や家族からの同意を受ける法的根拠に基づく厳格なプロセスが確立されれば、死刑囚による臓器提供も一般人と同じとみなされるはずだ」と持論を語った。

 中国政府は、死刑囚の臓器利用問題の解決に取り組む専門委員会「中国人体器官捐献与移植委員会」を3月1日に創設した。黄氏は同委員会の初代主任に任命されている。
《亜州IR株式会社》

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