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中国:安徽省合肥の運転代行業者が激減、料金高額で客付かず

2014年3月14日(金) 14時15分(タイ時間)
【中国】飲酒などの理由で運転ができなくなった客の代わりに車と客を目的地に送る運転代行サービス業が、安徽省合肥市で窮境に陥っている。

 その背景にあるのは、高すぎる料金設定。最盛期には40社以上あった業者の数は足元で2社に激減。競合がいなくなったにもかかわらず、同2社の客獲得数は以前とさほど変わらない状況にあるという。安徽商報が12日付で伝えた。

 「史上最も厳しい内容」と言われた新交通ルールが施行された2013年以降、同市には運転代行業者が“雨後の竹の子”のように出現。料金やサービス内容に業界統一基準がない中で、営業資格を持たない「白タク」ならぬ「白代行」が横行する状況すら続いていた。

 しかしこうした野放図な状況は短期に終わる。供給が需要を大きく上回るなかで、小規模業者を中心に倒産する業者が相次いだ。足元で生き残っている正規2社も経営は振るわない。業界関係者はこの理由として、料金体系が市民の消費概念とマッチしていない点を挙げる。運転代行サービスの相場は、夜9時までで5キロ内50人民元、9時以降で同60人民元。以降、5キロごとに10人民元が加算される。さらに代行業者を20分以上待たせれば、10人民元の追加料金が発生する。市民にとっては安くない水準で、「店に車を置いて、タクシーで帰り、翌日に車を取りにタクシーで戻ってきても変わらない」という。

 代行業者もこれを承知しているが、人件費や燃料代などのコスト負担が増す中で、値下げすれば赤字経営を強いられるため、料金改定に踏み切れないでいるという。さらに、昨年から実施されている「倹約令」がこれに追い打ちをかけている。市民の飲酒機会を減らし、客足を一段と遠のかせた。

 こうした中で、新たな手法で顧客層を取り込もうとする動きが運転代行業者の間でみられ始めている。スマートフォンやタブレット端末での簡単操作で代行業者を呼ぶことのできる配車サービスを取り入れたり、無料インスタントメッセンジャーアプリ「微信」を通じて客を獲得したりと、業界競争の戦場が「ネット上」へとシフトしている。
《亜州IR株式会社》

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