RSS

「経口暴露」の健康被害リスク、中国は米国の2.4倍―環境保護部

2014年3月18日(火) 11時37分(タイ時間)
【中国】飲料水を経由して体内に化学物質などが吸収される「経口暴露」の健康被害リスクについて、中国では米国の2.4倍に達している実態が明らかにされた。

 作業環境や生活環境において、肺・口・皮膚などから化学物質・放射線・電磁波・紫外線などが体内に取り込まれる「環境暴露」の評価結果として、環境保護部が14日に報告した内容。一方で、皮膚に接触することにより吸収される「経皮暴露」のリスクは「米国の40%」という結果だった。

 「環境暴露」のリスクが都市部と農村部で異なる点も報告されている。屋外の平均活動時間は都市部が3時間、農村部が4.3時間、体重1キログラム当たりの呼吸量は都市部が250リットル、農村部が260リットルとなっていて、大気汚染の濃度が同じ環境下では、農村部の「環境暴露」リスクが都市部より3割大きいという結果が導き出された。

 リスクをもたらす原因については、火力発電をはじめとする石炭燃焼による大気汚染や、水質汚染といった従来からの問題が指摘されている。経済発展レベルの制約がある中で、屋内で固定燃料を直接使用している家庭が、調理目的で5億9000万人、暖房目的で4億7000万人に上っていたほか、2億8000万人が不衛生な飲料水を摂取している――との統計結果が報告された。

 今回の調査は2011年から12年にかけて、全国31の省・自治区・直轄市の18歳以上の常住人口9万1572人を無作為に抽出して行った。環境暴露の分野において全国範囲で実施された初の大規模調査となっている。
《亜州IR株式会社》

特集



新着PR情報