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中国:浙江省の不動産開発中堅が経営破たん、負債577億円

2014年3月19日(水) 13時38分(タイ時間)
【中国】浙江省奉化市の民間中堅不動産開発会社、浙江興潤置業投資公司が経営破たんした。

 銀行債務24億人民元を含む総額35億人民元(約577億円)の巨額負債を返済できない状況に陥ったという。これら負債や不動産資産をどう処理するかについて、同市政府は連日にわたって会議を繰り広げているもようだ。同社は一切のコメントを控えている。同市の金融当局関係者から得た情報として、複数の中国メディアが伝えた。

 中国には、1000社を超える不動産開発企業が乱立。不動産開発企業の債務不履行(デフォルト)は珍しくないものの、今回は融資業者や投資家が、足元の中国経済の減速と、その減速が巨額債務を抱える企業に与えるインパクトを懸念し始めた最中に発生した形だ。さらに中国では今月初めに、太陽光電池・パネルメーカーの上海超日太陽能科技(002506/SZ)が社債の利払いが不履行になりそうだと警告。公募一般社債で初のデフォルト案件が発生しただけに、市場に走った衝撃は大きかった。

 中国の不動産開発企業はここ数年、起債や銀行融資を通じた大規模な資金調達を繰り返して住宅開発を大規模に展開。新築住宅価格が上昇を続けるなか、利益を享受してきた経緯がある。しかし中国政府による厳格な不動産価格抑制策と中国経済の減速という逆風が、これら企業に打撃を与え始めたといえよう。

 浙江興潤置業投資は2000年9月5日、登録資本金4億人民元で発足。法人代表者は沈明崇氏だが、実際は実父の沈財興氏が舵取りをしていた。

 国家統計局が18日に発表した全国主要70都市の2月・新築住宅価格は前年同月比で8.19%、前月比で0.27%ずつ上昇。上げピッチは1月を下回った。
《亜州IR株式会社》

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