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中国:故・毛沢東主席の専用機、1.3億円で売却へ

2014年3月21日(金) 13時53分(タイ時間)
【中国】中国の初代指導者である毛沢東の専用機が800万人民元(約1億3227万9000円)で売りに出されることが18日、明らかになった。

 専用機は現在、民間企業の珠海日東集団有限公司が所有している。広東省珠海市の海岸線に面した日東商業広場に設置され、記念写真スポットとして人気を集めている。同社の王志磊代表は、「時代のニーズに合わせて駐車スペースを確保するため売却する。もし買い手がつかなくても、5月までには撤収するつもりだ」と発表している。中国新聞網が19日付で伝えた。

 専用機は、パキスタンから1969年に輸入された「トライデント」の名で親しまれる英国製ジェット旅客機。3台購入した同型機の1台が毛沢東専用機となった。同機はその後、毛沢東の4番目の夫人である江青氏など、乗り手を変えながら86年まで現役機としてフライトを続けた。中国版「エアフォースワン(大統領専用機)」とも呼ばれる由縁だ。

 機体は、全長約46メートルで、高さは2階建てビルほどになる。日東商業広場がまだ寂れた場所だった90年代前半、飛行機マニアでもあった当時の同社代表が、同地開発プロジェクトの呼び物として購入した。以降20年近く同広場に安置されているが、機体は内・外装ともに保存状態がよく、雨風に晒された年月を感じさせない。タラップには絶えず立ち止まって記念撮影する人の姿が見られる。

 王志磊代表はこの機体を売却する理由として、20年のあいだに周辺環境が一変したことを挙げる。商業施設がオープンしては入れ替わり、それが繰り返されるうちに一帯はしだいに活気づいた。人や車の往来が増えてゆき、日東商業広場の駐車スペースは年々手狭になっている。

 しかし一方で、地元市民からは珠海市の観光名所となった機体の売却に反対する声も上がっている。実際2008年に売却話が持ち上がったときは、市民の意向を考慮した同社が計画を断念した経緯がある。同代表は、「08年に購入を名乗り出た相手は、珠海市以外の商業施設と個人コレクターだった。今回もし珠海市の企業や個人が手を挙げるなら、優先的に彼らへ交渉権をあたえる。また、もし地方政府機関が専用機保存に興味を示すなら、優先的に協力体制をとる」としている。さらに、「企業としては経済効率を考えなければならない。もし5月までに購入希望者が現れなければ、機体を別の場所へ移すか、解体して倉庫で保管することになるだろう」と語った。
《亜州IR株式会社》


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