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中国:北京の飲料水市場に偽物氾濫、メーカー・消費者も黙認

2014年3月21日(金) 13時53分(タイ時間)
【中国】北京市のウォーターサーバー向けガロンボトル入り飲料水市場に、有名ブランドの偽造品が横行している実態を経済誌『瞭望東方週報』が19日付で伝えた。

 これらを販売しているのは、経営免許を持たないヤミ業者。1本当たり3人民元の安値で仕入れて、20人民元で転売し、暴利を貪っている状態だ。さらに、この地下市場の形成を助長しているのが、本来は被害者であるはずのメーカーと消費者。たとえ偽造品であっても「自社のシェア拡大に貢献している」との算段から、偽物の氾濫を黙認している企業が存在する。さらに消費者側においても、有名ブランドの飲料水を購入して「メンツ」を保ちつつも、購入コストを安く抑えたいという法人顧客の存在が、偽造品の需要を生んでいるという。

 業界団体の北京市桶装水協会によると、北京市には現在、ガロンボトル入り飲料水の代理販売店が約1万店存在するが、そのうち合法的な経営を行っている店舗はわずか50~60%。残りは営業免許を持っていない、メーカーと代理契約を結んでいない、経営場所に問題がある――といった違法店舗で占められているという。

 ヤミ業者が集中するエリアはオフィス街。「国貿」の東、「四恵」の西、「双井」の北、「大望橋」の南という四方に囲まれた中心オフィス街には合法経営の販売所が約30社ほどあるが、これをはるかに上回るヤミ業者が存在する。これらヤミ業者の得意先は法人。国貿付近のオフィスビル「和喬大厦」では、ガロンボトル入り飲料水を定期購入している法人の3割が、偽ブランド品を購入していた。

 メーカー側もこれを黙認。偽造品がはびこっている事実が明るみになれば、自社のイメージに傷がつくとの思いがあるためだ。さらには、偽造品の販売を見過ごす見返りに、自社の正規製品を一定量仕入れることを求める“密約”を販売店と交わすメーカーすら存在するという。
《亜州IR株式会社》


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