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中国:母乳育児率は全国平均3割満たず、都市部で15.8%

2014年3月26日(水) 13時16分(タイ時間)
【中国】国家衛生計画生育委員会はこのほど、中国の生後6カ月以下の乳児への完全母乳率が27.8%にとどまったと発表した。

 育児休暇や授乳休暇は法律で保証されているものの、仕事を持つ女性が会社業務への支障や評価を懸念し、母乳育児を断念するケースが多いとみられる。中国青年報が20日付で伝えた。

 母乳率は農村部が30.3%、都市部が15.8%だった。世界銀行によると、中国では1998~2008年の10年間で、6カ月以下の乳児への完全母乳率が67%から27.6%と大きく縮小している。

 銭江晩報の報道によると、育児休暇や授乳休暇をすべて取得する女性は少ない。多くの女性が出産入院中は授乳するものの、自宅に戻った後は授乳時間が保証できないことから、母乳は次第に出なくなるという。出産後すぐに実家に子どもを預ける若い母親も多く、その時点で授乳を断念することになる。

 このほか、職場に授乳室がないことも、母乳育児をあきらめる一因となっているようだ。中国青年報が12年に行った調べで、調査対象者の75.2%が外で授乳をしていると答えたことが分かっている。

 中華社会救助基金回などの調べでも、93%の企業が授乳室を設けておらず、47%の女性が「仕事中の合間にトイレで母乳を搾り、冷蔵庫に保存。自宅に持ち帰って翌日与える」と回答。搾る場所としては、オフィスの中(23%)、倉庫(22%)、会議室(14%)などと答えている。仕事のプレッシャーからくる緊張や過度の疲労などが母乳の量を少なくしているケースや、乳腺炎を患うなどのほか、体型を維持したいため授乳をやめる人も多いという。

 国家衛生計画生育委員会は、法律による母乳育児の推進強化を図る方針で、母乳率を6割まで引き上げたい考えだ。
《亜州IR株式会社》

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