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中国のレアアース輸出規制、WTOが協定違反の判断

2014年3月28日(金) 13時24分(タイ時間)
【中国】中国のレアアース輸出規制について、世界貿易機関(WTO)の紛争処理小委員会(パネル)は26日、WTOの協定に違反するとの判断を公表した。原告の日米欧の主張を全面的に認める内容。中国の敗訴を意味する。

 レアアース、タングステン、モリブデンの3品目に対する輸出割当管理が協定に違反している――として米、EU、日本は2012年3月に中国を提訴。各国の関連産業に影響を与えていると訴えていた。WTO紛争処理小委員会はこれを審議した上で、2013年末に261ページにわたる最終報告書をまとめている。その内容が26日に公表された形だ。

 輸出規制策について中国は、資源・環境保護が目的だと説明していた。しかしWTOはこの理由を認めず、これらの措置が協定に合致しないとの判断を下した。

 中国は60日以内に控訴することができる。商務部条法司の楊国華・副司長は、「専門家チームが報告を精査中。控訴の有無はまだ決定していない」と述べた。

 経済日報などが27日付で伝えたところによると、今回のWTOの判断について中国の法律専門家は、パネル構成メンバーのうち3人が中国の主張に賛同したことや、WTOに加盟する多くの途上国も中国を支持する立場にある点を指摘。「中国政府は断固として控訴すべきだ」と強気スタンスを示している。ただ一方で、「パネル報告の結論を完全に覆すだけの勝算は小さい」とも補足した。
《亜州IR株式会社》


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