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タイ政府の第2期「エコカー」、10社が参加申請 投資予定額4000億円強

2014年4月1日(火) 19時09分(タイ時間)
【タイ】タイ投資委員会(BOI)は1日、低燃費、低公害の小型車製造事業に優遇税制を適用する第2期「エコカー」プログラムに自動車メーカー10社が参加を申請したと発表した。

 10社の合計の投資額は1388・9億バーツ(約4400億円)、年産能力は158・1万台に上る。

 BOIは参加を申請した10社の社名を明らかにしていないが、5社は第1期「エコカー」に参加したメーカー(トヨタ、ホンダ、日産、三菱自動車、スズキ)だとしている。また、米自動車大手ゼネラルモーターズ(GM)とフォード・モーターは3月に参加を表明した。

 BOIは今後、申請内容を審査し、2億バーツ以上の大型案件の承認権を持つ委員会の設置後、承認するとしている。ただ、2億バーツ以上の大型案件の承認権を持つ委員会は昨年10月で任期切れとなり、その後の政局混乱で、新たな委員の選出が行われていない。政治的な空白で委員会の設置が遅れ、「エコカー」計画も延期になる恐れがある。

 第2期「エコカー」プログラムは、欧州の自動車排気ガス規制「ユーロ5」に対応し、燃費が燃料4・3リットルで走行距離100キロ以上(1リットル当たり23・3キロ以上)の排気量1300cc以下のガソリン車もしくは1500cc以下のディーゼル車が対象で、2019年末までに生産を開始、生産開始から4年目以降、年間10万台以上生産することが条件となる。投資額にも規定があり、第1期で認定を受けたメーカーが生産を拡大する場合は50億バーツ以上(工場用地取得費、運転資金を除く)、初めて申請する場合は65億バーツ以上の投資が要求される。認定を受けた事業は法人所得税が6年間免除されるほか、設備・機械の輸入関税が免除される。タイの部品メーカーの開発への投資もしくは支出が5年間で5億バーツ以上の場合は法人所得税免除がさらに1年、8億バーツ以上の場合はさらに2年、延長される。昨年8月に申請受付を始め、今年3月末が期限だった。

 第1期「エコカー」プログラムは軍事政権下の2007年、タイを自動車の製造輸出拠点として発展させ、国内の消費者に低価格、低燃費、低公害の自動車を提供することを目的に導入され、日産「マーチ」、「アルメーラ」、ホンダ「ブリオ」、「ブリオ・アメイズ」、三菱自動車「ミラージュ」、「アトラージュ」、スズキ「スイフト」、トヨタ「ヤリス」の8モデルが認可を受けた。
《newsclip》

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