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中国:驚愕の「覚せい剤村」、村ぐるみで密造・密売―広東省

2014年4月2日(水) 14時02分(タイ時間)
【中国】村ぐるみで薬物を密造していた史上最大規模ともいわれる「覚せい剤村」の存在が、中国で再びクローズアップされている。

 舞台は、広東省北東部の汕尾市・博社村。広東省の公安部と武装警察が昨年末に捜査員3000人以上を動員して、この村を包囲制圧し、密造に関わっていた村民182人を逮捕。覚せい剤メタンフェタミンを2900キログラムあまり押収した。

 中国国営テレビ「中央電視台」の経済チャンネル「央視財経」は30日付で、警備艇やヘリコプターまでも出動させたこの一斉摘発の密着取材の内容を詳しく報道。警察と容疑者との間で交わされた会話の内容などを生々しく伝えた。

 資料によると、総面積0.54平方キロの博社村には1700世帯、約1万4000人が生活。うち2割に当たる2800人が薬物の密造・密売に直接、または間接的に関わっていたとされる。今回の摘発で警察を特に驚かせたのは、この密造・密売行為の黒幕とされる人物。わずか27歳の青年だったことが判明した。取り調べに対してこの容疑者は、覚せい剤を常用するうちに、仲間から薬物密造によって大儲けできるとの話を聞き興味を持った――と犯罪に手を染めていった経緯を供述している。同容疑者が薬物の販売を始めたのは2011年。当初は1人だったが、そのうちに仲間を増やしていったという。

 今回の摘発では、犯罪に関わっていたとして村の元幹部も身柄拘束された。汕尾市の人民代表を務める博社村の前支部書記に、犯罪組織を幇助していた疑いがかけられている。このほか、金銭を受け取る見返りに犯罪を黙認していたとして、地元の警官8人が逮捕された。
《亜州IR株式会社》


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